「所得再分配」で、なぜさらに貧しくなるのか 庭野平和財団公開シンポジウム『“格差”を越えて』(1)

庭野平和財団による公開シンポジウム『“格差”を越えて』が3月4日、佼成図書館視聴覚ホール(東京・杉並区)で開催された。基調講演では、東京大学社会科学研究所の大沢真理教授が、日本社会を覆う経済格差の実情について統計データを基に説明した。発言要旨を紹介する。(文責在編集部)

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本会中津川教会 新道場を落慶 宿場町の歴史に沿う建物に

立正佼成会中津川教会の新道場落慶式が3月26日に行われ、会員、来賓合わせて676人が参集した。

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日本の善意がグアテマラの母子に 一食ユニセフ募金が充てられたユニセフの事業を本会職員が視察

立正佼成会の「一食(いちじき)ユニセフ事業視察(グアテマラ)」が2月27日から3月5日まで実施され、本会の職員ら8人が「一食ユニセフ募金」の拠出先の一つであるグアテマラを訪れた。

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現代を見つめて(5) 人生をおいしく頂く 文・石井光太(作家)

人生をおいしく頂く

昨年、故人から一通のハガキが届いた。それは自身の死を知人に伝えるためのもので、似顔絵とともに次のような一文が記されていた。

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動物から学ぶいのちの授業 旭川市旭山動物園園長・坂東元氏

1967年に開園した北海道の旭川市旭山動物園は、私が入園した86年には、閉園を噂(うわさ)されるような赤字続きの動物園でした。2002年、建物の老朽化に伴って施設を新設することになり、それが現在に至る転機になりました。新設するといっても、新たな動物を迎えるわけではないため、話題性があるとは言えません。しかし、施設の新設に際して職員の誰もが、「自分たちが素晴らしいと思っているものを、共感してもらいたい」という願いを持っていました。それが再生の出発点になりました。ショーを催したり、芸をさせたりするのではなく、野生動物に元々備わっている能力が最大限に発揮される環境をつくり、ありのままの姿、そしてそのすごさを伝えたかったのです。

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気づきを楽しむ――タイの大地で深呼吸(1) 写真・文 浦崎雅代(翻訳家)

森のニワトリに、なりたいんだ

タイ人の夫と私、もうすぐ3歳になる息子。私たちは今、東北タイにある瞑想(めいそう)修行場&農場“ライトハウス”で暮らしている。

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WCRP/RfPと難民支援協会が共同でシリア難民の留学生受け入れを発表 民間主導による初の試み

世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)日本委員会と認定NPO法人「難民支援協会」(JAR)は2月21日、立正佼成会本部大聖ホール(東京・杉並区)で記者会見を開き、「民間主導によるシリア難民の留学生受け入れ事業」を共同で実施すると発表した。

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難民問題とどう向き合うか(後編) 国連UNHCR協会・滝澤理事長×本会一食平和基金運営委員会・根本委員長

急増し続ける難民の問題を、私たちはどう受けとめ、行動すればよいのか――。長年、難民支援に取り組む国連UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)協会の滝澤三郎理事長と、同協会とパートナーシップを結ぶ立正佼成会一食(いちじき)平和基金運営委員会の根本昌廣委員長による対談の後編を紹介する。(文中敬称略)

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WCRP/RfPが学習会 『難民問題を学ぶ――カナダの事例から』テーマに

『難民問題を学ぶ――カナダの事例から』をテーマに、世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)日本委員会難民問題タスクフォースによる学習会が2月21日、立正佼成会本部大聖ホール(東京・杉並区)で開催された。宗教者やNPOの関係者ら約60人が参加。本会から川端健之理事長、川本貢市・中央学術研究所所長らが出席した。

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難民問題とどう向き合うか(前編) 国連UNHCR協会・滝澤理事長×本会一食平和基金運営委員会・根本委員長

世界では、40以上の国と地域で争いが続き、暴力や迫害の脅威に、23億人もの人々がさらされている。彼らは自分や家族のいのちを守るため、やむなく自国を離れて難民となる。逃げ出すこともできずに国内避難民となった人々は、今も暴力の恐怖におびえて暮らす。急増し続ける難民の問題を、私たちはどう受けとめ、行動すればよいのか――。長年、難民支援に取り組む国連UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)協会の滝澤三郎理事長と、同協会とパートナーシップを結ぶ立正佼成会一食(いちじき)平和基金運営委員会の根本昌廣委員長が、さまざまな視点から難民問題について語り合った。(文中敬称略)

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