講演録

『辺野古建設反対運動になぜ宗教者が取り組むのか』 日本基督教団佐敷教会 金井創牧師

現在、沖縄・名護市辺野古で米軍の新基地建設工事が進められています。私は牧師として15年前に沖縄に赴任して以来、基地建設反対運動に取り組んできました。辺野古の海に出て、船上から抗議の声を上げ続けています。それはなぜかといえば、基地建設はまさに「いのちの問題」だからです。

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人を一人にしない、つながり続ける 「大きな家族」を地域の中で NPO法人「抱樸」理事長・日本バプテスト連盟東八幡キリスト教会牧師 奥田知志氏

「抱樸(ほうぼく)」の活動は今年で33年目になります。抱樸とは、原木や荒木(樸)をそのまま抱き取るという意味です。そのような人との出会い方を大切にし、困っている人、苦しんでいる人を条件をつけずに受け入れてきました。原木はいつか、机や椅子になって人の役に立つ、楽器として人を和ませる――そう信じて、一人ひとりに寄り添ってきたのです。抱樸は、「人を信じる」ことでもあります。

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志を立てるのに遅すぎるということはない 江戸時代の“立志論”に学ぶ 往来物研究家・小泉吉永氏

あなたはなぜ学ぶのか、なぜ働くのか、なぜ信仰するのか――10秒以内に答えられますか? パッと浮かんだ言葉が、自分の現状を表していると言っていいでしょう。もし自身の「志」を即答できたなら素晴らしいことです。

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『ミャンマー近現代史から見たクーデターの背景』 平和に向けて今、できることは 上智大学教授・根本敬氏

ミャンマー近現代の歩み

現在のミャンマーの土台ができたのは、1886年から1948年のイギリスの植民地期(1942~45年の日本統治期を除く)です。この間にビルマの王朝国家が壊される一方、イギリスの人口調査によって人々の間で民族意識がアイデンティティーとして形成されました。ビルマ民族はその中でも最大の民族となり、上座部仏教を信仰し、ビルマ語を母語とし、過去の王朝国家への愛着を持つようになりました。彼らの中から独立運動が起こり、1948年にビルマ連邦として独立しました。

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Withコロナを生きぬく慈しみの実践 NPO法人「抱樸」理事長・日本バプテスト連盟東八幡キリスト教会牧師 奥田知志氏

新型コロナウイルスの国内の感染者数は、今年1月23日の時点で累計約36万人、死者は5000人を超えています。また、感染症拡大の影響による失業者は8万人に上ります。さらに、この十数年、減り続けてきた国内の自殺者数が昨年、増加に転じました。これもコロナ禍の影響と思われます。特に昨年10月の自殺者は前年比で4割増えており、深刻な状態です。

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笑い(ダジャレ)で閉塞感を打ち破る! ビジネスユーモア研究家・川堀泰史氏

経営者にとって「職場のコミュニケーション」は大きな課題です。これを「笑い」で解決しようと、体験に基づく方法を打ち出してきました。

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少年院で過ごす少年たちの心のともしびに 認定NPO法人「ロージーベル」理事長・大沼えり子氏

2001年、保護司を委嘱され、少年院を参観した時のことです。在院する少年たちの7割以上が親から虐待を受け、また2割以上の家庭が崩壊しているという現実を知りました。彼らは本来、素朴な子供たちばかりです。家庭環境に恵まれず、心に抱いてきたつらさや寂しさを非行という形で表し、「SOS」を発してきたのです。

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皆で支え合い築き上げていく 希望とは「家」のようなもの 東京大学教授・玄田有史氏

ある時、言葉の関連性を調べる研究をしている方と出会いました。その方に、明治時代から続く日本最古の日刊紙「毎日新聞(当時・東京日日新聞)」の内容を全て取り込んであるコンピューターで「希望」と縁の深い言葉を調べてもらったところ、一番最初に出てきたのは、「水俣」という言葉でした。

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亡くなった多くのみ霊を忘れない 被爆体験証言者・岸田州代氏

1945年8月6日、原爆が落とされ、私は、被爆しました。これから、私がその時に見たこと、それから、私の夫の被爆体験をお話しします。

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「全ての人の幸せ」目指し、互いに精進を 日蓮宗管長・菅野日彰師

私は12歳で出家し、その後に故郷の北海道から東京に出てまいりました。そして、池上本門寺の第八十世貫首・金子日威猊下(げいか)にお仕えを致しました。その仏縁で、庭野日敬開祖さまにも数回ですが、お目にかからせて頂いたことがございます。お話をするような機会はありませんでしたが、お姿を通して人を導く大きな力と申しましょうか、その教化力にいたく感動しましたことを、今でも忘れることができません。

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