バチカン諸宗教対話評議会名誉議長のフィッツジェラルド枢機卿が来会 庭野会長と懇談(動画あり)
バチカン諸宗教対話評議会名誉議長のマイケル・ルイス・フィッツジェラルド枢機卿が4月29日、立正佼成会本部(東京・杉並区)を訪れ、庭野日鑛会長と面会した。真命山諸宗教対話交流センター副院長でマリア布教修道女会のマリア・デ・ジョルジ師が同行。本会から、ローマの教皇庁立グレゴリアン大学に留学経験のある庭野統弘主席、川本貢市東京教区長(杉並教会長)をはじめ、和田惠久巳総務部長らが同席した。
「第9回庭野平和賞」受賞者のアリヤラトネ博士が逝去 庭野会長が哀悼の意
スリランカでの仏教精神に基づく農村開発運動「サルボダヤ・シュラマダナ運動」の創始者で、第9回庭野平和賞の受賞者であるアハンガマジー・チューダー・アリヤラトネ博士が4月16日、逝去した。92歳だった。
バチカンから見た世界(157) 文・宮平宏(本紙バチカン支局長)
3宗教間の融和なくして中東和平は実現できない(9)―ガザ紛争に揺れ動くバチカン、イスラエルとユダヤ教徒の関係―
中世期まで、ユダヤ教徒たちは神であるキリストを殺害した責任を問われ、キリスト教社会から隔離、迫害されてきた。その影響で、カトリック教会では1959年まで、復活祭前のキリストの受難を追憶する聖金曜日の式典で、「神が(神殺しの)悪質なユダヤ教徒たちの心からベールを拭い去り、彼らがキリストを神と認めるように」と、祈りが捧げられていた。