寄稿(連載)

『利害を超えて現代と向き合う――宗教の役割』(8) 文・小林正弥(千葉大学大学院教授)

戦争回避のための「祈りと対話と行動」

北朝鮮問題が激化し、安倍首相は「国難突破」のためと言って衆議院を解散した。いろいろな争点をメディアは報じるだろうが、圧倒的に大事なのは、戦争と平和、そして立憲主義や民主主義の危機という論点だ。

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『望めど、欲せず――ビジネスパーソンの心得帖』(8) 文・小倉広(経営コンサルタント)

「怒鳴る上司と落ち込む私」

上司に怒鳴られて落ち込んだ。

誰もが一度はそんな経験があるに違いありません。

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『現代を見つめて』(17) 文・石井光太(作家)

「想定外」な行動の奥に

日本の火災における死亡者は年間千人ほど。そのうちの七割が、六十五歳以上の高齢者である。

どの自治体も一人暮らしの高齢者への見守りに力を入れている。孤独死だけでなく、火災が起きた場合、近隣住民にまで被害が出るためだ。

とはいえ、福祉関係者は見守りの難しさを異口同音に語る。いくらマニュアル通りに対策をしても、想定外のことが起こる、と。

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『利害を超えて現代と向き合う――宗教の役割』(7) 文・小林正弥(千葉大学大学院教授)

市民宗教とはなにか?〔1〕

かつて、多くの宗教の究極の夢は、国家や世界全体にその教えを広めて宗教国家をつくり、理想世界を実現することだった。日本でも古くは、聖徳太子が十七条憲法をつくって、仏教を中心に据えた国家の理想を示したとされている。近代国家では、憲法で国教を定めることは許されないから、このようなビジョンを掲げることは難しい。それに代わる公共的理想はありうるだろうか?

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『現代を見つめて』(16) 文・石井光太(作家)

心に届く一枚の手作りクッキー

全国の自治体の多くで、敬老の日に高齢者に対して祝い金を送る制度がある。だが、近年、自治体の財政難からそれを中止することが相次いでいるそうだ。

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『望めど、欲せず――ビジネスパーソンの心得帖』(7) 文・小倉広(経営コンサルタント)

心身一如

健康管理はビジネスパーソンの基本です。それは、なぜでしょうか。若い頃の私は「会社を休まないため」「倒れないため」と考えていました。しかし、今は違います。「仕事の品質を高めるため」には体調管理が必須である、と気づいたのです。

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『現代を見つめて』(15) 文・石井光太(作家)

親と子の間を隔てるもの

親と子の結びつきとは一体何なのだろう。老老介護が原因となった夫婦間の殺人事件を取材してつくづくそう思った。

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『利害を超えて現代と向き合う――宗教の役割』(6) 文・小林正弥(千葉大学大学院教授)

祈りの月における公共的な宗教協力

8月は日本人にとって共に祈る時期だ。伝統的なお盆があり、戦後には二つの原爆の日と終戦記念日が加わった。そこで、先祖の供養と戦没者の慰霊を行う月となったのだ。日本人はしばしば集って家族を考え、広くは戦争と平和の問題に思いを致して、一家の繁栄と日本や世界の平和を祈念する。家族と国民というコミュニティーの一員として祈るのだ。

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『現代を見つめて』(14) 文・石井光太(作家)

人生の背景に思いを馳せて

昨年の夏、広島平和記念資料館の地下の展示室に、一枚の焼け焦げたモンペが飾られていた。原爆の被爆者が着ていたものである。

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『望めど、欲せず――ビジネスパーソンの心得帖』(6) 文・小倉広(経営コンサルタント)

落ち込みと罪悪感は、自分でつくり出している

「あぁ、失敗した。あんなことしなければ良かった。なんて、自分はダメな人間なんだ……」

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