寄稿(連載)

栄福の時代を目指して(16)〈後編〉 文・小林正弥(千葉大学大学院教授)

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価値の共創――徳義共生主義の連合理念

倫理的中道を徳とみなす上で大事なのは、価値の共創という視点である。現在の日本政治では、価値を語らないリベラリズムと、感情を煽るポピュリズムが、結果として倫理を空洞化させてきた。リベラル政党の弱点は、ここにある。私たちの選挙分析では、立憲民主党の支持者には(徳や、心の豊かさ、脱物質主義などの)価値を重視する人が多いが、この政党は価値を訴えないので、支持層は棄権に回っていることが多く、伸び悩みの原因となっていた。

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栄福の時代を目指して(16)〈前編〉 文・小林正弥(千葉大学大学院教授)

「天下分け目の関ヶ原」となるエゴイズム解散――統一教会問題と反倫理的政治

前回、私は「国難の昂進」と題して、現在の日本政治が、上からのポピュリズムと下からのポピュリズムの結合によって、危険な局面に入りつつあることを論じた。外交の失態、経済運営の無責任さ、そして何よりも、政治における倫理性や精神性の空洞化が、国全体を不安定にしていると診断したのである。

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食から見た現代(23) 給食センターで“給食”を食べる子どもたち  文・石井光太(作家)

今年も、文部科学省の国公私立の小中学校に対する調査で、不登校の児童・生徒数が過去最高を更新した。12年連続の増加で、2024年度は小中学校合わせて35万3970人となっている。

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栄福の時代を目指して(15) 文・小林正弥(千葉大学大学院教授)

国難の昂進:外交失態による国際的孤立

前回に書いた「国難」はますます昂進(こうしん)している。高市早苗首相は、大失言について撤回や謝罪を拒んでいるので、中国の態度はさらに硬化した。国際会議で日本を非難するとともに、大規模演習を行って日本を威圧した。その際に、空母から発艦した自衛隊機に中国軍機がレーダー照射を行ったと日本側は発表して非難の応酬となった。

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食から見た現代(22) グリーフシェアクッキング  文・石井光太(作家)

東京都新宿区の若松河田駅から目と鼻の先にある小さなマンションの一室で、その料理教室は月に1~2回開催される――。

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カズキが教えてくれたこと ~共に生きる、友と育つ~ (12)最終回 写真・マンガ・文 平田江津子

惜しみなく人と出会っていく私でありたい

重度知的障害、自閉症と診断されている息子・カズキは現在21歳。高校卒業後、彼は生活介護事業所に通い軽作業などの仕事をしています。

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カズキが教えてくれたこと ~共に生きる、友と育つ~ (11) 写真・マンガ・文 平田江津子

多様な人と共に生きる体験の大切さ

カズキは、難しいのではと言われていた旭川北高校(夜間定時制普通科)に無事合格し、「北高マル!」と言いながら、休むことなく毎日元気に登校しました。

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栄福の時代を目指して(14) 文・小林正弥(千葉大学大学院教授)

国難の到来――再び日中戦争や経済破綻に向かうのか?

先月に深刻な懸念を書いてから1カ月も経たないうちに、まさに国難が到来した。そこで今回も政治的論評に集中する。

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食から見た現代(21) 小さないのちに寄り添う――母乳バンクの取り組み  文・石井光太(作家)

人間に合ったミルクの味

人間の母乳と、牛のミルクとでは、甘さがまったく違うという。

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栄福の時代を目指して(13) 文・小林正弥(千葉大学大学院教授)

日本政治の暗転――戦後80年所感の警告

10月21日、高市早苗内閣が発足した。これは、日本政治にとって極めて深刻な歴史的事件になり得るので、今回は日本政治に絞って論じよう。

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