特集
佼成霊園の新しい取り組み
「お墓の承継者がいない」という現状や、「子や孫に安心してほしい」などの思いで、一般墓(家族単位で代々引き継ぐ伝統的な墓地)以外の形での供養や「墓じまい」を考える人が増えている。そのような社会事情を踏まえ、佼成霊園(東京・東大和市)が提案する新たな取り組みを、供養や改葬に関する疑問に答えながら紹介する。
マラウイの子どもたちの未来を紡ぐ「学校給食プロジェクト」 本会一食平和基金運営委 現地を視察
「一食(いちじき)を捧げる運動」(一食運動)が今年、50周年を迎えた。この節目に、一食運動による浄財の活用状況を視察するため、立正佼成会一食平和基金運営委員会の事務局スタッフが4月22日から5月2日までマラウイに渡航。現地パートナー団体のマラウイ赤十字社(MRCS)による「学校給食プロジェクト」が行われている小学校と幼稚園を見学した。同プロジェクトの実施状況を紹介する。
教団創立87周年記念 会員の感謝の声と各教会の取り組み
3月5日、立正佼成会は創立87周年の記念日を迎え、大聖堂(東京・杉並区)と全国各教会で記念式典が盛大に営まれた。式典当日、教えに出遇(であ)えた感謝の思いで大聖堂を参拝した会員の声とともに、本会と庭野日鑛会長の米寿を祝い、趣向を凝らした取り組みを展開した新津、取手、宮崎の各教会の様子を紹介する。
<Focus>宗教の枠を超えた多様な活動に感心 本会ローマセンターのアンドリュー・ジェームズ・クリスティさん(56)
長年にわたるサンガ(教えの仲間)の布教伝道によって世界中に教えの種がまかれ、現在、本会は18の国と地域に58の拠点を構える。教えを求め、本会に巡り合った海外会員の喜びや感動の声を紹介する。
<Focus>心の依りどころ求め“私の信仰”がスタート 本会サンフランシスコ教会総務部長の恭子・ウェバーさん(73)
長年にわたるサンガ(教えの仲間)の布教伝道によって世界中に教えの種がまかれ、現在、立正佼成会は18の国と地域に58の拠点を構える。教えを求め、本会に巡り合った海外会員の喜びや感動の声を紹介する。
令和6年次「お会式・一乗まつり」 爽やかな秋空の下 笑顔で行進
朝方の雨はすっかりやみ、爽やかな秋風が通りを吹き抜ける――。10月20日午後0時半、東京・杉並区の普門エリア。普門館から遷座された〈全ての衆生を慈しみ、安らぎと希望を与える〉聖観世音菩薩像を背に、法被姿の東村山教会青年男子部長(38)が力強く宣言する。
「全国教会長人権学習会」から 職場で役立つ傾聴の仕方や部下の叱り方
『ハラスメントについて学ぶ』をテーマに、教会長および教団本部の管理職を対象とした「全国教会長人権学習会」が9月13日、大聖ホールで開催された(オンラインを併用)。ハラスメントとは、相手を不快にさせる言動で苦しめたり、悩ませたりする行為全般のこと。現在、法律で規制されているハラスメントは、優越的な関係に基づき、業務の適正な範囲を超えて苦痛を与えたり、就業環境を害したりする「パワーハラスメント」、性的な言動に起因する「セクシュアルハラスメント」、育児休業や介護休業の取得に際し、不当な取り扱いをする「マタニティハラスメント」「ケアハラスメント」の4種類がある。
国際会合「平和のためのAI倫理」 宗教者、研究者、AI開発企業が手を携え
8月21日、世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)日本委員会は、岸田文雄首相と面会し、7月9、10の両日に広島市で開催された国際会合「平和のためのAI倫理:ローマからの呼びかけにコミットする世界の宗教」について報告した。同日本委の杉谷義純会長(天台宗妙法院門跡門主)、戸松義晴理事長(浄土宗心光院住職)、理事を務める庭野光祥次代会長ら4人が東京・千代田区の首相官邸を訪れた。
人口減少時代の老い支度 身も心も健やかになる供養とは
人口が減少し、単身世帯が増加する中、それでもなお、先祖供養や墓守のことを大切にしながら限りある人生を豊かに生きるには、どんな心構えが必要なのだろうか――。庭野日敬開祖の法話をひもときながら、弔いや供養の現代的な在り方を示す識者の寄稿、老い支度を始めた体験談を通して、自分らしい人生を送る秘訣(ひけつ)について考える。
【特別インタビュー 第41回庭野平和賞受賞者 モハメド・アブニマー博士】諸宗教の教えを生かし和解・共生の道へ 戦争を止めるために、共に祈りと行動を
今年、「第41回庭野平和賞」を受賞したモハメド・アブニマー博士(62)へのインタビューが先ごろ、普門メディアセンター(東京・杉並区)で行われた。イスラエル出身のパレスチナ人で、ムスリム(イスラーム教徒)の同博士は、米国で「平和と正義のためのサラーム研究所」を創立し、イスラームの教えに基づいて世界各地で赦(ゆる)しと和解の取り組みや、宗教間対話による平和構築に尽力してきた。『世界の分断を止め、和解・共生の道を開くには』をテーマにしたインタビューの内容を紹介する。インタビュアーは、庭野平和財団の庭野浩士理事長(選名・統弘)が務めた。(文中敬称略)