バチカンから見た世界

バチカンから見た世界(99) 文・宮平宏(本紙バチカン支局長)

新型コロナウイルスへの対応 教皇の国連演説

9月2日に米国ニューヨークの国連本部で、国連総会の一般討論演説が始まった。今年の総会は、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するために、史上初めて各国首脳が出席せず、事前に収録した演説のビデオを流す形式で開催された。ローマ教皇フランシスコのビデオ演説は、9月25日に流された。

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バチカンから見た世界(98) 文・宮平宏(本紙バチカン支局長)

歴史的建造物「アヤソフィア」がモスクに(5) 「信教の自由への攻撃」とボー枢機卿

博物館からモスク(イスラームの礼拝所)に変更されたトルコ・イスタンブールにある歴史的建造物「アヤソフィア」(ギリシャ語で「ハギアソフィア」)で7月24日、86年ぶりにイスラームの金曜礼拝の儀式が執り行われた。

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バチカンから見た世界(97) 文・宮平宏(本紙バチカン支局長)

歴史的建造物「アヤソフィア」がモスクに(4) 宗教的にも対立するトルコとエジプト

ローマ教皇フランシスコは8月30日、バチカンでの正午の祈りの席上、スピーチし、東地中海で周辺国の利害から軍事的緊張が高まっている現状に対して憂慮の念を示した。

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バチカンから見た世界(96) 文・宮平宏(本紙バチカン支局長)

歴史的建造物「アヤソフィア」がモスクに(3) 政治利用に警鐘を鳴らすトルコのケマル主義者

ローマ教皇フランシスコは7月12日、バチカン広場で行われた正午の祈りの席上、海洋の恵みに感謝する「世界海の日」(6月8日)についてスピーチした。

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バチカンから見た世界(95) 文・宮平宏(本紙バチカン支局長)

歴史的建造物「アヤソフィア」がモスクに(2) 子供の頃の夢が実現したとエルドアン大統領

4世紀にキリスト教の聖堂として建立されたのを起源とし、6世紀に大聖堂として創建された後、15世紀にモスク(イスラームの礼拝所)になり、20世紀に博物館とされたトルコ・イスタンブールにある歴史的建造物「アヤソフィア」。

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バチカンから見た世界(94) 文・宮平宏(本紙バチカン支局長)

歴史的建造物「アヤソフィア」がモスクに(1) “文明の衝突”を政治利用する危うさ

トルコのイスタンブールにある歴史的建造物「アヤソフィア」は、キリスト教の大聖堂として建立され、その後にモスク(イスラームの礼拝所)となり、トルコ共和国成立後は博物館として利用されてきた。

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バチカンから見た世界(93) 文・宮平宏(本紙バチカン支局長)

信教の自由、米国のカトリック教会とWCRP/RfP

米国カトリック司教会議はこのほど、6月22日から29日までの1週間を「信教の自由のための週間」と定め、信教の自由を促進するために「祈り、行動するように」と呼び掛けた。

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バチカンから見た世界(92) 文・宮平宏(本紙バチカン支局長)

人種差別問題に揺れる米国 トランプ大統領の宗教の政治利用に非難の声

米国中西部ミネソタ州ミネアポリス近郊で5月25日、アフリカ系米国人のジョージ・フロイド氏が死亡する事件が起きた。

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バチカンから見た世界(91) 文・宮平宏(本紙バチカン支局長)

信徒がいないミサでメッセージを発し続けたローマ教皇

5月18日、バチカンのサンピエトロ大聖堂でローマ教皇ヨハネ・パウロ二世の生誕100年を記念するミサが開催され、世界に中継された。この後、新型コロナウイルスの感染予防対策として閉鎖されていた大聖堂の扉が開かれ、一般信徒に開放された。

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バチカンから見た世界(90) 文・宮平宏(本紙バチカン支局長)

イランのアーヤトッラーが教皇に親書 新型肺炎の世界的流行は人類友愛の時

イラン・コムにある国際大学「アルムスタファ」の学長であるアリレツァ・アラフィ師(アーヤトッラー=イスラーム・シーア派の高位指導者)はこのほど、ローマ教皇フランシスコに宛て親書を送った。新型コロナウイルスが世界に蔓延(まんえん)している状況にあって、「啓示宗教(ユダヤ教、キリスト教、イスラーム)の共同体は人類に奉仕していかなければならない」とのメッセージを寄せたものだ。

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