本会中津川教会 新道場を落慶 宿場町の歴史に沿う建物に

立正佼成会中津川教会の新道場落慶式が3月26日に行われ、会員、来賓合わせて676人が参集した。

式典では、庭野日鑛会長による「御本尊除幕の儀」が行われた。川端健之理事長導師による読経供養に続き、庭野会長が啓白文を奏上。この中で、庭野会長は「ここ道場は、御本尊と私たちが一体であり、生かされているとの自覚に立って、ご法に結縁(むすば)れた法悦(よろこび)を味わい、合掌・礼拝(らいはい)を交(か)わす体験の場であります」と示した。

次いで、会員を代表してIさん(50)が体験説法に立った。小学生の時に両親の離婚を経験したIさんは結婚後、音信不通になっていた父親が脳梗塞で倒れ、不本意ながらも、成年後見人として身の回りの世話や財産処分に当たらなければならなかった胸中を披歴。教会長のアドバイスやサンガ(教えの仲間)との触れ合いによって、心得違いに気づき、親不孝だった心を見つめ直すことができた体験を発表した。

法話に立った庭野会長はIさんの体験説法に触れ、両親からいのちを授かったことの尊さを強調。親の恩に「厚い」「薄い」はなく、父母が存在すること自体がすでに恩そのものであると述べた。その上で、本会会員の基本信行の読経供養、手どり・導き・法座により学びを深め、「先祖供養や親孝行、菩薩行の実践を通して、仏さまの教えを地域社会に伝えていくことが、世の中の幸せにつながっていく」と語った。さらに社会人として、「朝のあいさつ」「呼ばれたら返事をする」「履物をそろえる」といった「三つの実践」を日常生活で励行することが、心を整える基本になると説いた。

新道場は鉄筋コンクリート造り平屋建て。ペアガラスや断熱材の使用により断熱性能を高めたほか、地元産の東濃ヒノキ・スギを内装に採用した。また、中津川市は、江戸時代に京都と江戸を結ぶ「中山道」に栄えた宿場町であった歴史を踏まえ、その景観に沿う様式を外壁や屋根、玄関扉に取り入れている。