沖縄宗教者の会 沖縄平和祈念堂で「第27回祈りと平和の集い」 戦争犠牲者に慰霊の誠を捧ぐ

『沖縄から世界へひろげよう 平和の祈り』をスローガンに、「第27回祈りと平和の集い」が8月15日、糸満市摩文仁の沖縄平和祈念堂で開かれた。主催は、立正佼成会沖縄教会が所属する「沖縄宗教者の会」。同教会会員を含む加盟14教団の信者、来賓、市民ら約400人が参列し、本会本部から、柳田季巳江総務部次長が出席した。

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「新・学生の船2017」 長崎市平和公園や韓国・慶州ナザレ園などを訪問

大型客船に乗船し、船中や寄港地で学びを深める「新・学生の船2017」が、8月3日から12日まで実施され、立正佼成会の31教会から学生部員ら96人が参加した。

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大聖堂はじめ全国で「戦争犠牲者慰霊・平和祈願の日」式典

72回目の終戦記念日を迎えた8月15日、大聖堂(東京・杉並区)はじめ立正佼成会の全国各教会で「戦争犠牲者慰霊・平和祈願の日」式典が行われた。大聖堂には、会員約2000人が参集。第二次世界大戦をはじめとする全ての戦争犠牲者に哀悼の誠を捧げ、現在も各地で続く紛争やテロの早期終結、恒久平和を祈念した。

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利害を超えて現代と向き合う――宗教の役割(6) 文・小林正弥(千葉大学大学院教授)

祈りの月における公共的な宗教協力

8月は日本人にとって共に祈る時期だ。伝統的なお盆があり、戦後には二つの原爆の日と終戦記念日が加わった。そこで、先祖の供養と戦没者の慰霊を行う月となったのだ。日本人はしばしば集って家族を考え、広くは戦争と平和の問題に思いを致して、一家の繁栄と日本や世界の平和を祈念する。家族と国民というコミュニティーの一員として祈るのだ。

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分裂と憎悪を乗り越えるために 比叡山宗教サミット30周年 祈りの集いの講演から

『今こそ平和のために協調を――分裂と憎悪を乗り越えて』をテーマに、比叡山宗教サミット30周年記念「世界宗教者平和の祈りの集い」が3、4の両日に開かれた。国立京都国際会館での開会式典では、聖エジディオ共同体のアルベルト・クワトルッチ事務局長が講演。明石康・元国際連合事務次長とウィリアム・ベンドレイ世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)国際委員会事務総長が基調講演に立った。それぞれの要旨を紹介する。(文責在編集部)

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バチカンから見た世界(29) 文・宮平宏(本紙バチカン支局長)

中東の「失われた世代」

地中海東部と、その隣接地域での紛争や戦争の犠牲者は2015年時点で、推計14万4000人に上る。これに対し、暴力が原因の殺人や自殺による死者数は140万人と、紛争や戦争の犠牲者の10倍にあたることが、米ワシントン大学などの調査で分かった。

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気づきを楽しむ――タイの大地で深呼吸(6) 写真・文 浦崎雅代(翻訳家)

与えない、おくりもの

私は今、タイ仏教の翻訳をしているが、タイを訪れる前から仏教には興味があった。それには二つ理由がある。母が熱心な仏教徒であること、警察官だった父が交通事故で殉職したことだ。私が2歳の頃だった。この環境と体験がなかったら、おそらく私は、今タイにいない。

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比叡山宗教サミット30周年記念「世界宗教者平和の祈りの集い」

比叡山宗教サミット30周年記念「世界宗教者平和の祈りの集い」(主催・日本宗教代表者会議)が8月3、4の両日、京都市の国立京都国際会館、滋賀・大津市にある天台宗総本山・比叡山延暦寺などを会場に開催された。集いでは、基調講演、シンポジウム、分科会を通して現代の諸課題を見つめ、世界平和の実現に向け、祈りが捧げられた。同会議名誉顧問として立正佼成会の庭野日鑛会長、同常任委員として庭野光祥次代会長が出席。4日の延暦寺での「世界平和祈りの式典」では、庭野会長が「比叡山メッセージ2017」を読み上げた。

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第34回庭野平和賞贈呈式 ムニブ・A・ユナン師 受賞記念講演

『宗教の今日的役割』

親愛なる皆さま

本日、ここに皆さまと共にありますことを大変うれしく思っております。私は、聖地エルサレムから参りました。エルサレムは、ユダヤ教徒、キリスト教徒、ムスリム、三つの宗教の信徒にとって神聖な場所であり、イスラエル人、パレスチナ人、双方にとっては政治的にも中心となる場所です。エルサレムでは、宗教が人々の生活全般に影響を持っており、宗教に関係なく物事が決められるということは、ほとんどありません。

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核兵器禁止条約の成立を受け WCRP/RfP日本委が歓迎の声明

ニューヨークの国連本部で7月7日に「核兵器禁止条約」が成立したことを受け、世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)日本委員会は14日、杉谷義純理事長名による『核兵器禁止条約を歓迎する声明』を発表した。

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