インタビュー
【サイエンスカフェ広場「りっかRIKA」代表・島田誠さん】「ワクワク」が学びの入り口 科学の魅力を伝えて
国際色豊かな歓楽街として栄えたコザ十字路銀天街(沖縄市)。その一角に、サイエンスカフェ広場「りっかRIKA」がある。8坪の空間には鉱石や化石の標本、天体望遠鏡が並び、秘密基地のような雰囲気に心躍る。代表の島田誠さんは、ここで理科教室を開き、子どもたちに科学の魅力を伝え続ける。活動に込めた思いを聞いた。
【一般社団法人日本メンタルアップ支援機構代表理事・大野萌子さん】年々増加する“電話恐怖症” 自己理解が緩和のカギに
これまで25年にわたり、産業カウンセラーとして一人ひとりの心の内に耳を傾けてきた大野萌子さんは、2024年に著書『電話恐怖症』を発刊した。その中で、約10年前から電話が嫌で退職する人が現れ始め、年々増加傾向にあると語る。電話に苦手意識を持つ人の根底にあるものとは――。現代における雑談の重要性や、電話に対する不安を軽減させる方法などを聞いた。
【脳リハビリテーション医・酒向正春さん】2万人以上の健康回復と介護不要な生活をサポート 健康寿命の延伸と利他の心で幸せな人生を
日本は長寿社会である一方、厚生労働省によると、平均寿命と健康寿命の差が、男性で8.49年、女性で11.63年あるといわれている(2022年時点)。健康寿命を延伸し、最期まで心身共に健やかに生きるには何が必要なのか。脳リハビリテーション医として、日中12時間の完全離床、筋肉トレーニングを含む一日3時間の積極的リハビリなどを行う「攻めのリハビリ」を施して、ミスタープロ野球こと故・長嶋茂雄さんをはじめ2万人以上の要介護患者の健康回復と介護を極力必要としない生活を支えてきた酒向正春さんに、健康寿命を延ばして人生を豊かに歩むヒントを聞いた。
【曹洞宗永壽山正山寺住職・前田宥全さん】28年にわたる対話活動 自身の価値観を横に置いて 心の苦を受けとめ寄り添う
「あなたのお話 お聴きします」――。そう書かれた貼り紙を門前に掲げるのは、東京都港区にある曹洞宗永壽山正山寺の前田宥全住職だ。精神対話士の資格を持ち、平成9年のスタート以来、2064人と1万136回にわたる対話活動を続けている。「救うのは私ではなく、相談されている方自身。対話を通して、その人の持つ生きる力、一歩を踏み出す力が少しでも引き出されることを願っています」。そう語る前田師に、対話の持つ力や、話を聴く際の心がけなどを伺った。
【アフリカジャーナリスト・大津司郎さん】アフリカに学ぶ多様性社会との向き合い方
半世紀以上にわたり、アフリカの紛争や人道問題を取材する大津司郎氏。近年はルワンダ、タンザニア、ケニアを実際に訪れ、現地の人々の暮らしや文化に触れるスタディーツアーを主宰する。現代の日本では、個人の価値観が尊重される一方、その違いを受け入れられず、対立や不和が生じることも少なくない。多様な価値観を持つ人々が共生するために必要なものは何か。アフリカを見つめ続けてきた大津氏に聞いた。
【総合地球環境学研究所教授・大山修一さん】ごみで砂漠を緑化 人道危機を救うリサイクル
立正佼成会は長きにわたって、「一食(いちじき)を捧げる運動」の浄財を基に、エチオピアやマラウイなどアフリカ各国を支援してきた。ボランティアで現地を訪ねた会員も多い。本紙読者・会員に関心の高いアフリカは今も、貧困や紛争、難民、感染症など多くの課題を抱えている。最貧国の一つで国土の砂漠化に苦しむのが、西アフリカ・サヘル地域に位置するニジェール。同国でユニークな活動に挑むのが大山修一さんだ。20年以上、農村で暮らしながら、ごみを使った土壌改善に取り組んできた。「都市と農村の物質(有機物)循環を作り出すことが砂漠化対策のカギ」と言う。ごみ活用による緑化について聞いた。
【佐喜眞美術館館長・佐喜眞道夫さん】戦後80年。今、「沖縄戦の図」が伝えるもの
紺碧(こんぺき)の海に紅の血が注ぐ。折り重なる遺体、逃げ惑う人々、剃刀(かみそり)や縄で親族に手をかける姿――佐喜眞美術館(沖縄県宜野湾市)に展示された「沖縄戦の図」だ。第二次世界大戦末期に展開された地上戦として知られる沖縄戦の、証言者の声に耳を傾けた丸木位里・俊夫妻によって描かれた作品。全14部からなる作品群を沖縄で展示するため同美術館を建設した佐喜眞道夫館長に、丸木夫妻が作品に込めた思いを聞いた。
【一般社団法人ビーラインドプロジェクト代表理事・浅見幸佑さん】見える・見えないを超えた働き方をつくる
視覚障害のある人が「店長」となり、接客や配膳を行うカフェが今年2月、東京・杉並区に開店した。店舗を立ち上げたのは、視覚障害への理解を深める活動を行う一般社団法人ビーラインドプロジェクトの浅見幸佑さん。視覚の違いに関わらず、誰もが楽しみながら働く社会を実現したい――。小さなカフェから広がる浅見さんの取り組みと夢を聞いた。
【精神科医・名越康文さん】虚しさが癒える道筋は仏教にある
人間を含めた全ての生物は「死」を避けられない。やがて迎えるいのちの終焉(しゅうえん)を前に、「人はなぜ生きるのか」との問いに答えを持たないことが、漠然とした空虚感や不安の根底にあると仏教に造詣が深い精神科医の名越康文さんは指摘する。「解決の糸口は仏教にある」と語る名越さんに、虚(むな)しさを解消し、充実した生き方をするためのヒントを聞いた。
【日本画家・山口暁子さん】人々の心を癒し、希望を与える作品を
穏やかな筆致と暈(ぼか)しや裏彩色(うらざいしき)の技法を駆使した表現が魅力の山口暁子さん。絹に描くという現代日本画では希少な技法を用い、作品制作に取り組んでいる。愛らしい少女や可憐(かれん)な草花、昆虫や小動物を描いた絵画は鑑賞者に懐かしい記憶を呼び起こし、幻想的な世界へと誘(いざな)う。本紙連載『絵画でめぐる四季』『絵画で紡ぐ物語』で読者にもおなじみの山口さんに創作への思いを聞いた。










