世系に基づく差別撤廃を 国連とNGOが国際シンポジウム

血統や出自など、「世系」に基づく差別を受けている人は、世界で2億6000万人に上る。その多くはカースト制度の影響が続くインドやネパール、バングラデシュといった南アジアに集中しているが、世界各地に被差別民のコミュニティーが存在し、日本にも部落差別の問題がある。

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バチカンから見た世界(57) 文・宮平宏(本紙バチカン支局長)

原理主義から対話へ――サウジアラビアの改革路線

18世紀、クルアーン(コーラン)とスンナ(預言者ムハンマドの言行)だけを依りどころにする信仰に戻るべきだとするイスラーム改革運動が起こった。厳格な原始イスラームを復活させるこの改革運動は、ワッハーブ派によるもので、サウジアラビアは同派を国是としており、政治、社会、経済のあらゆる分野が厳格に管理されてきた。

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TKWO――音楽とともにある人生♪ アルトサクソフォン・林田祐和さん Vol.3

TKWOのコンサートマスター・田中靖人さんと師弟関係にある林田祐和さん。第3回となる今回は、田中さんとの出会いや自身の趣味であるカメラと音楽の共通点について聴いた。

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ミンダナオに吹く風(15) 遠く離れたマラウィの戦争 写真・文 松居友(ミンダナオ子ども図書館代表)

遠く離れたマラウィの戦争

奨学生たちが暮らす私たちの「ミンダナオ子ども図書館」はフィリピン・ミンダナオ島の中央に位置するアポ山麓の町キダパワンにあり、そこからマラウィ市までは、支援物資を積んだトラックだと13時間もかかる。ミンダナオ子ども図書館を出発して縦断し、北の海辺の町カガヤンデオロを通ってさらに走って内陸に向かい、イリガンを抜けてようやくたどり着く。マラウィは湖畔の街だ。

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本会一食平和基金運営委「平成29年度運営報告」を発表 総額2億2537万円

立正佼成会一食(いちじき)平和基金の平成29年度運営報告がこのほど、同基金運営委員会から発表された。

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熊本地震から2年 「熊本地震被災者大法要」を営み、「復興イベント2018」開催

熊本地震から2年を迎えた。立正佼成会熊本教会は4月14日、教会道場で「熊本地震被災者大法要(三回忌)」を厳修した。翌15日には「熊本地震復興イベント2018」を開催。犠牲者に慰霊の誠を捧げるとともに、復興への思いを新たにした。

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唯仏与仏(1) 立正佼成会 庭野日敬開祖法話

「願い」というものは、ただぼんやりともっているだけでは、かなえられるものではありません。ぼんやりと願うのではなく、強く願わなければなりません。それも、一時的に願うのではなく、継続的に願わなければなりません。このように、強く願うことを「念ずる」とか「念願する」といいます。

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【第37代木村庄之助・畠山三郎さん】人がやらないことをやろう――目の前の相撲と向き合って

力士は主役、行司は脇役。ただ、行司がいなくては勝負はつかない。なくてはならない存在である。約半世紀、軍配を握り、行司の最高位の大相撲立行司第37代木村庄之助まで務めた畠山三郎さん。行司として見つめた相撲の奥深さや面白さ、見どころについて聞いた。

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現代を見つめて(24) 過ちをくり返さないために 文・石井光太(作家)

過ちをくり返さないために

昨年、我が家の隣町――といっても徒歩十分ほど――で、ちょっとしたパニックが起きた。

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「WCRPいのちの森」でタケノコ掘りまつり 春の恵みを感じて

身をかがめ、茂みに入る。「がさっがさっ」。地表を覆う落ち葉が鳴る。両手やスコップで払いのけるが見つからない。うららかな春の陽気に包まれながら、竹林での宝探しは続く……。

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