唯仏与仏(1) 立正佼成会 庭野日敬開祖法話

「願い」というものは、ただぼんやりともっているだけでは、かなえられるものではありません。ぼんやりと願うのではなく、強く願わなければなりません。それも、一時的に願うのではなく、継続的に願わなければなりません。このように、強く願うことを「念ずる」とか「念願する」といいます。

そして、「願い」をもったら、まず行動に表わすことです。行動に表わさなければ、いくら心に念じても、むなしい「願い」に終わってしまいます。行動に表わすことによって、その人の抱いた「念願」は、一隅を照らす灯となるのです。

(『庭野日敬平成法話集1 菩提の萌を発さしむ』の一節を抜粋して掲載します。今回は同書20ページから)

※『庭野日敬平成法話集1 菩提の萌を発さしむ』について
佼成出版社ウェブサイト https://www.kosei-shuppan.co.jp/book/b358914.html