声なき“生きづらさ”に寄り添う

リレーエッセイ「声なき“生きづらさ”に寄り添う」3-(1)(映画監督 今村彩子)

「勇気を出して声にしたら」
映画監督 今村彩子

3歳のきこえる息子がいるわたしは毎日、保育園の送迎をしています。
ある朝、園の前に親子たちの塊(かたまり)が見えました。わたしが片手を上げると、女の子が両手の人差し指を曲げました。「こんにちは」という手話です。以前、絵本でその手話を見て、覚えたのだそうです。わたしも、とびっきりの笑顔で両手の人差し指を曲げました。

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リレーエッセイ「声なき“生きづらさ”に寄り添う」2-(3)(区特別支援教育アドバイザー 櫻岡章雄)

複眼的視点と心のアンテナ
区特別支援教育アドバイザー 櫻岡章雄

昔、私のクラスには“元気の良い生徒”ばかり集まっていると思っていました。いじめ、器物損壊、けんか。男子の半数はいろいろなことをしてくれたものです。ある時、生徒から、「先生が怖いからやっちゃうんだ」と言われ、ハッとしました。<いろいろなことをする子どもばかりが集まっているのではなく、そうさせてしまう担任の私の姿勢に問題があるのではないか……>と気づいたのです。

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リレーエッセイ「声なき“生きづらさ”に寄り添う」2-(2)(区特別支援教育アドバイザー 櫻岡章雄)

子どもの心に空いた穴を埋める
区特別支援教育アドバイザー 櫻岡章雄

私が中学校の担任をしていた時、二者面談の最後にB君の保護者がポツリと言いました。「うちの子が何か変で。夜、逆さまに寝るんです。私の頭の方に足を向け、足の方に彼の頭があって、気味が悪くて……。どうしたらいいでしょうか?」。私は「そうですか。少し様子を見ましょう」と応えて帰って頂いたものの、何をしたらいいか分かりませんでした。

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リレーエッセイ「声なき“生きづらさ”に寄り添う」2-(1)(区特別支援教育アドバイザー 櫻岡章雄)

言葉はなくとも「心」はある
区特別支援教育アドバイザー 櫻岡章雄

私は中学校で社会科の教員を23年間、管理職を20年間務めました。教員生活では生活指導を担当して生徒を厳しく指導していました。当時は子どものためと思って一生懸命に向き合っていたつもりでしたが、今思うと恥ずかしいことばかりしていたような気がします。

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リレーエッセイ「声なき“生きづらさ”に寄り添う」1-(3)(認定NPO法人ロージーベル代表 大沼えり子)

子どもたちの「家」――たったひとつの笑顔のために
認定NPO法人ロージーベル理事長 大沼えり子

「ひと掬(すく)いの水」
私のこの手はこんなに小さいけれど
救い取った水を 君上げる

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リレーエッセイ「声なき“生きづらさ”に寄り添う」1-(2)(認定NPO法人ロージーベル代表 大沼えり子)

「少年院DJ」――君たちは一人じゃない
認定NPO法人ロージーベル理事長 大沼えり子

「誕生日」
一年で一番嫌いな日。
それが誕生日。

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リレーエッセイ「声なき“生きづらさ”に寄り添う」1-(1)(認定NPO法人ロージーベル代表 大沼えり子)

「生きづらさ」への理解と優しさの扉
認定NPO法人ロージーベル理事長 大沼えり子

うまれてきて ごめんなさい
おかあさん
ぼく
うまれてきてごめんなさい
おかあさん
ぼくは いらないんだね

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