本会一食平和基金運営委「平成29年度運営報告」を発表 総額2億2537万円

会員が月に数回、食事を抜いて、その食費分を献金する「一食を捧げる運動」。今回の緊急支援は、この浄財によって行われる

立正佼成会一食(いちじき)平和基金の平成29年度運営報告がこのほど、同基金運営委員会から発表された。

※クリックして拡大

支援総額は2億2537万7808円。同委が策定した中期運営方針(平成25~29年)に基づき、「貧困(飢餓)の解消」「教育・人材育成」「緊急救援・復興支援」を重点とするさまざまな事業に役立てられた。

本会一食平和基金は、会員が食事などを抜いてその食費分を献金する「一食を捧げる運動」によって運営されている。

昨年度は、「一乗精神に基づく共生の世界を実現する」という同基金の目的達成に向け、本会の自主プロジェクトである国内外での平和・社会活動をはじめ、国連機関やNGOとの合同プロジェクトなど多数の事業支援に充てられた。

重点分野の一つ、「貧困(飢餓)の解消」では、国連世界食糧計画(国連WFP)と協働し、ブータンの子供たちに学校給食を提供。栄養不良の改善を促進した。同事業は、2019年から同国政府の自主運営に移行する。

「アフリカへ毛布をおくる運動」で寄せられた毛布をモザンビークに

【次ページ:「教育・人材育成」「緊急救援・復興支援」などの各分野にも支援】