教皇のイラク訪問を前に
ローマ教皇フランシスコは、3月5日から8日までイラクを訪問する。70人ほどの国際記者がバチカンで新型コロナウイルスワクチンの接種を受け、随行する。2人の日本人記者も含まれている。滞在中、イスラーム・シーア派の最高指導者であるアヤトラ・アリ・シスタニ師と懇談する予定になっている。国内だけでなく、湾岸諸国のシーア派ムスリム(イスラーム教徒)から敬慕されている宗教指導者だ。
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「今日は何か役に立つ良いことはできたかな?」 おやすみ前の親子の3分間対話
最近、息子の成長が著しい。今年7歳になる息子は、小学校には行かずホームスクーリングで学んでいることは紹介させて頂いてきた。自然豊かな環境、両親がフリーランスでほぼいつも一緒にいられるという利点を生かし、息子が興味を持った分野を学んでいく姿をじっくり見守っていきたいと願って実践している。
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人間的な治療とは何か――コロナ禍での本質的な問い掛け
クリスマスの前日(12月24日)、イタリアにおける新型コロナウイルスの感染者累計が200万人に上った。死者は7万人を超えた。
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善きことを継続する――やる気も怠け心も「症状」として
2021年がスタートした。年が改まると自然と新鮮な気持ちになる。昨年は、新型コロナウイルスの世界規模での流行という試練が訪れ、今年もその影響が続くと予想される。しかし、たとえ厳しい状況の中にあっても、悲観的にならず、この一年を心安らかに過ごしたいと前向きに願うことも、新年を迎える意義だと言えよう。
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プラス思考とは、今あるものに目を向けること――パイサーン師による日本人向けのオンライン説法会から
先月、私が最も尊敬する僧侶のパイサーン・ウィサーロ師をお招きし、日本の方に向けてオンラインで説法をして頂いた。
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新型コロナウイルス流行第2波――イタリア、米国の対応
新型コロナウイルスの「第2波」がイタリアを襲っている。1日平均の感染者数が3万人近くに上り、死者は700人を超える。
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『誰も一人では救われない』 聖エジディオ主催の平和の祈り
今は亡きローマ教皇聖ヨハネ・パウロ二世が、世界の諸宗教指導者に呼び掛け、イタリア中央部にある聖都アッシジにおいて「世界平和祈願の日」を実現させたのは、世界が東西冷戦による核戦争の脅威に怯(おび)えていた1986年のことだ。
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ここには知らない人はいません。いるのは初めて会った親戚だけです
「トートカティン」と呼ばれる仏教行事がある。僧侶が身にまとう衣を在家者が献上する儀式だ。僧侶たちがこもって修行する安居(あんご)の期間が明けた後の1カ月間に、各寺で行われる。タイ語で「トート」は「置いて捧げる」、「カティン」は「僧衣」という意味だ。
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再び紡がれた親子のきずな――ブラック&ブラウンとの1週間
「さっきね、道端に子犬が2匹捨てられていたの。あなたのところで飼ってくれない?」
ある朝、ご近所のエーさんご夫婦が家にやってきた。彼らは、瞑想(めいそう)修行やタンブン(徳積み)に励む心優しいご夫妻だ。なんでも、私の家に来る途中、道のそばに2匹の子犬が佇(たたず)んでいるのを発見し、ふびんに思って拾ったのだとか。
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新型コロナウイルスへの対応 教皇の国連演説
9月2日に米国ニューヨークの国連本部で、国連総会の一般討論演説が始まった。今年の総会は、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するために、史上初めて各国首脳が出席せず、事前に収録した演説のビデオを流す形式で開催された。ローマ教皇フランシスコのビデオ演説は、9月25日に流された。
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