利害を超えて現代と向き合う――宗教の役割(8) 文・小林正弥(千葉大学大学院教授)

戦争回避のための「祈りと対話と行動」

北朝鮮問題が激化し、安倍首相は「国難突破」のためと言って衆議院を解散した。いろいろな争点をメディアは報じるだろうが、圧倒的に大事なのは、戦争と平和、そして立憲主義や民主主義の危機という論点だ。

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新潟・十日町市で第41回生誕地まつり 庭野開祖の功績讃え

「第41回生誕地まつり」(主催・生誕地まつり実行委員会)が10月7、8の両日、立正佼成会を創立した庭野日敬開祖の生誕地である新潟・十日町市で開催された。

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開祖さま入寂会 師の求めたるところを求めて

庭野日敬開祖の祥月命日にあたる「開祖さま入寂会(にゅうじゃくえ)」が10月4日、大聖堂(東京・杉並区)はじめ全国各教会で行われた。大聖堂には67教会から約3500人が参集した。

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第14回奈良県宗教者フォーラム 『日本のこころと宗教の役割――神話から歴史へ』テーマに

『日本のこころと宗教の役割――神話から歴史へ』をテーマに「第14回奈良県宗教者フォーラム」(同実行委員会主催)が9月30日、橿原市の橿原神宮「神宮会館」で開催された。県内外の宗教者、市民、立正佼成会の奈良教会会員ら約350人が参加した。

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WCRP/RfP日本委 第23回理事会を大本本部で開催

世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)日本委員会は9月28日、京都・亀岡市にある大本本部の大本みろく会館で「第23回理事会」を開催し、杉谷義純理事長(妙法院門跡門主、天台宗宗機顧問会会長)はじめ理事14人が出席した。立正佼成会から同理事の川端健之理事長が参加した。

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ソウルで第20回日中韓仏教友好交流会議 三国の「黄金の絆」をさらに

日本、中国、韓国の仏教者が一堂に会し、交流を通して相互理解を深める「第20回日中韓仏教友好交流会議 韓国大会」(主管・韓国佛教宗団協議会)が9月6、7の両日、韓国・ソウルで開催された。

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ミンダナオに吹く風(8) 「くり返しくり返し」争いは続く 写真・文 松居友(ミンダナオ子ども図書館代表)

戦争で山や湿原から逃げてきた人々は、町の近くの国道や市道沿いのわずかな空き地や道端に、切ってきた木の枝を柱にして避難小屋を作っていた。ヤシの葉を編んだものを葺(ふ)いて、床には同じようなヤシの葉を編んだものや、ヤシの葉そのものをそのまま敷いていた。

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仏教タイムスが『道元禅師の周辺にて』を発刊

仏教タイムス社から、新刊『道元禅師の周辺にて』(大谷哲夫著)が発刊されました。

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再生可能エネルギーの活用事例に触れる 庭野平和財団が長野・飯田市で学習会

庭野平和財団のGNH(国民総幸福)現地学習会「長野県飯田市フィールドツアー」が9月8日から10日まで行われた。同財団と交流のある諸団体から8人が参加した。

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利害を超えて現代と向き合う――宗教の役割(7) 文・小林正弥(千葉大学大学院教授)

市民宗教とはなにか?〔1〕

かつて、多くの宗教の究極の夢は、国家や世界全体にその教えを広めて宗教国家をつくり、理想世界を実現することだった。日本でも古くは、聖徳太子が十七条憲法をつくって、仏教を中心に据えた国家の理想を示したとされている。近代国家では、憲法で国教を定めることは許されないから、このようなビジョンを掲げることは難しい。それに代わる公共的理想はありうるだろうか?

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