現代を見つめて(35) 人間が人間を測る危うさ 文・石井光太(作家)

人間が人間を測る危うさ

中国では、IT企業が国民一人ひとりを格付けする取り組みがはじまっているという。健康、収入、社会的立場などから点数付けするのだ。その評価によって、不動産が安く買えたり、優先的に病院での診察が受けられるようになったりするらしい。

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利害を超えて現代と向き合う――宗教の役割(25) 文・小林正弥(千葉大学大学院教授)

世紀転換期としての平成

前回(第24回)に書いたように、平成という時代は、「平和に成る」という願いが込められた年号であったにもかかわらず、実際には紛争や戦争が起こり、混迷の時代となって終わりつつある。それはなぜだろうか。

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唯仏与仏(36) 立正佼成会 庭野日敬開祖法話

立正佼成会では、悩みを抱える方に「徳を積ませてもらいましょう」と教えます。それは、悩みを抱えている人は小さな「我(が)」にとらわれていて、本来そなわっている「徳」のほんの一部しか発揮していないからです。その「小我」から離れさせるために、「まず人さま」を心がけるように教えて「徳を積む」ことを教えるのです。

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男たちの介護――(11) 変わりゆく父 激動の中での決断

人の輪に支えられた日々

父・知則さんの面倒を最期まで看(み)よう、そう徳田昌平さん(74)は決意していた。ところが、一緒に父を介護していた妻の史子さん(71)が入院することになった。介護による心労のためである。やがて、昌平さん自身も自分の限界を知ることになる。

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TKWO――音楽とともにある人生♪ バストロンボーン・佐藤敬一朗さん Vol.3

脚光を浴びるようなソロではなく、根音(ルート音)を吹いて下支えすることに喜びを感じる佐藤敬一朗さん。一方で、目立つことになったとしても、自分から行動できる時があると話す。どんな時に普段とは違う自分になれるのか聞いた。

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WCRP/RfP日本委による平和大学講座 光祥次代会長が基調発題

『慈しみの実践――共通の未来のための宗教者の役割を考える』をテーマに3月7日、世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)日本委員会の「平和大学講座」が大阪市中央区の大阪カテドラル聖マリア大聖堂で行われた。講座には同委員会の役員、加盟教団の信者、会員など234人が参加。立正佼成会の庭野光祥次代会長(WCRP/RfP国際共同議長、同日本委員会理事)が基調発題を行った。

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WCRP/RfP日本委理事懇談会 光祥次代会長が出席

世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)日本委員会の理事懇談会が3月7日、大阪市中央区のカトリック大阪大司教館で開催され、理事15人が参加した。

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WCRP/RfP日本委青年部会 『海辺再生』テーマに公開学習会

世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)日本委員会青年部会主催の公開学習会が3月10日、神奈川・横浜市の八景島などで開催された。テーマは『ともに支え合う~海辺再生へのDASH!~』。同部会の幹事や立正佼成会を含む加盟9教団の青年ら112人が参加した。

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大輪が咲くように 蓮の植え替え作業を実施

立正佼成会の大聖堂1階庭園広場(東京・杉並区)で3月8日、本部職員による蓮の植え替え作業が行われた。

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岩田日見師(日蓮宗波木井山円実寺住職)の本葬儀 庭野会長が出席

日蓮宗の波木井山円実寺(山梨・身延町)の第三十五世住職を務め、昨年11月30日に世寿84歳で遷化した岩田日見師の本葬儀が3月8日、同寺本堂で行われた。立正佼成会から庭野日鑛会長が出席。元理事長や教団役職者、教会長、会員約200人が参列した。また、本葬儀後に同町内のホテルで営まれた「岩田日見上人を偲(しの)ぶ会」では、庭野会長があいさつに立った。

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