長沼妙佼脇祖の生誕130年 大聖堂で記念展示始まる

長沼脇祖の人生や信仰を、ゆかりの品々とともに紹介する記念展示。初日から多くの会員が訪れた

『教えのままに生きる―開祖さまと脇祖さまの願い―』をテーマに「脇祖さまご生誕130年記念展示」が4月21日、大聖堂(東京・杉並区)3階ホールで始まった。同展示は、法の証明役として教えを実践し、会員から「慈母」と慕われた長沼妙佼脇祖の遺徳をたたえるもの。さらに、会員一人ひとりがその信仰に学び、自らの実践に結びつけることを願いとしている。

会場には、文章や写真が印刷された高さ1.8メートルのタペストリー13枚を掲示。法華経を信仰する縁となった庭野日敬開祖との出会いなどが記された長沼脇祖の生涯や、教えを日常に生かした長沼脇祖が特に大切にしたこととして、「サンゲの大切さ」「物のいのちを生かす」といった信仰姿勢「教えのままに生きる」などが長沼脇祖の法話とともに紹介されている。

※クリックして拡大

また、長沼脇祖の法具(お数珠、おたすき、『法華三部経』)をはじめ、布教の際に持ち歩いていた名刺やかばんといった愛用品を展示。等身大の肖像画、数少ない直筆の書なども公開されている。

見学に訪れた墨田教会の会員(81)は、「展示を拝見し、17歳の頃に本部でお聞きした妙佼先生の声が思い出されて、懐かしさが込み上げました。物を粗末にせず、感謝の心で大切に使わせて頂く――当時教わったことを改めて胸に刻み、日常生活でしっかり実践し、私自身の後ろ姿を通じて家族に伝えていきます」と語った。

同展示は、長沼脇祖の誕生日である12月25日まで開催される。

※4月28日・5月5日付合併号「佼成新聞」(紙面版)3・4面に同展示の特集記事を掲載します