2024年最初の1作は、音楽ミステリーを取り上げたい。逸木裕さんの『四重奏』(光文社)である。音楽を含めた芸術というものを我々は理解できているのかという命題を掲げ、理知的でありながら音楽のパッションにあふれた上質なミステリーになっている。
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『男女(生物学的性)の不均衡さとの向き合い方』
私たちソウレッジは、生物学的性の分類による男女の性に関するリスクの不均衡さを、社会の仕組みを変えることで可能な限り均衡に近づけていきたいと考えています。
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井上荒野さんの『TERUKO&LUI(照子と瑠衣)』(祥伝社)は、上質な大人のおとぎ話である。はっちゃけた70歳の高齢女性2人の愉快な行動に目を奪われるが、その裏には辛苦をなめたこれまでの生活や、相方に対する思いやりが潜む。人生これからと励まされる物語だ。
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『コミュニケーションのトレーニングが加害者になることを防ぐ』
性に関するさまざまなトラブルや犯罪は、必ずしも悪意から生じるものばかりではありません。
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第二次世界大戦中のドイツ各地に、「エーデルヴァイス海賊団」という少年少女たちによる反体制グループがあったという。そんなことは全く知らなかった。逢坂冬馬さんの『歌われなかった海賊へ』(早川書房)は、そんな知られざる歴史的存在に命を吹き込んだ。さらに、彼らを取り巻く善良なる市民の罪深さも描き出し、我々に突きつけてくる。
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『100年時代の“生き方&逝き方”』
日本人の死亡率をご存じですか? このクイズ、誰でも答えを知っています。日本人だけではなく、地球上の全ての人類の死亡率は100%。今日生まれた赤ちゃんでも、いつかは寿命が尽きるのです。
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『「嫌」と言えるようになる教育』
令和5年2月に発表された警察庁の犯罪統計資料では、強制わいせつ(※)に遭った被害者で10代以下の割合は4割を超えています。全年齢の男性の被害者の中では、約半数が13歳未満の子どもです。
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京極夏彦さんは1994年、『姑獲鳥(うぶめ)の夏』で鮮烈なデビューを果たした。以降、怪異が彩る事件の謎を古書肆(こしょし)の主、中禅寺秋彦が解いていく「百鬼夜行」という人気シリーズに成長した。『鵼(ぬえ)の碑(いしぶみ)』(講談社)は同シリーズの17年ぶり、長編10作目となる新作である。いつもの妖しく、惑溺(わくでき)させる雰囲気の中で、新しい時代の息吹を感じられる作品となっている。
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『体を変えれば心も変わる』
私たちの毎日は、うれしい日もあれば、落ち込む日もあります。体調の良い日もあれば、悪い日もある。どんな人間関係も、良い時とざわつく時があるのが自然です。それが当たり前だと分かっていても、できればストレスフリーを望みます。
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『プライベートゾーンについて』
プライベートゾーンとは、口・胸・尻・性器といった、他者に勝手に触られたり見せたりしてはいけない部位を指します。これらは身体の内部につながっており、妊娠や生命に関わる特に大切な身体部位です。
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