ライフ

内藤麻里子の文芸観察(39)

テレビドラマ化された「半沢直樹」シリーズや『下町ロケット』などで知られる人気作家の池井戸潤さんが、新作『ハヤブサ消防団』(集英社)で取り上げた題材は、タイトルから分かる通り田舎の消防団だ。企業を舞台にすることが多かった作家が地方を描き、しかも連続放火事件を絡めて、ガッツリとしたエンターテインメント作品を送り出した。

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こども食堂から築く共に生きる社会(10) 文・湯浅誠(認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ理事長)

誰かのために――その思いがバトンとなり、みんなが暮らしやすい地域に

前回、こども食堂は、私たちが「よい祖先になる」ために必要な取り組みで、それは私自身の経験から言ってもそう思うと書きました。今回は、その私の経験をお伝えしたいと思います。

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笑トレで元気に――健康と幸せを呼ぶ“心の筋トレ”(4) 文・日本笑いヨガ協会代表 高田佳子 (動画あり)

『時間とは命のこと』

産婦人科医で日本笑い学会副会長の昇幹夫先生は、「笑いと健康」の著名な講師です。彼の講演にこういうものがあります。

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内藤麻里子の文芸観察(38)

夕木春央さんの『方舟(はこぶね)』(講談社)は、衝撃的な作品だ。極限状態で究極の選択を迫る本格ミステリーなのだが、なんと言おうか、定番の本格ものだと油断していたら、とんでもない目に遭った。

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こども食堂から築く共に生きる社会(9) 文・湯浅誠(認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ理事長)

未来を生きる子どもたちへ――「バトン」を手渡す私たちの生き方

自分の暮らす地域がずっと続いていくためには、今何をすればいいか――こども食堂はその答えの一つだと前回書きました。

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笑トレで元気に――健康と幸せを呼ぶ“心の筋トレ”(3) 文・日本笑いヨガ協会代表 高田佳子 (動画あり)

インドにはもともと、瞑想法(めいそうほう)の一つとして「笑う・泣く・沈黙する」という行がありました。笑うことや泣くことが沈黙することと同様に、精神に良い影響を与えるということが知られていたのです。

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内藤麻里子の文芸観察(37)

小川哲さんの『地図と拳』(集英社)は、旧満州(現在の中国東北部)を舞台に、日本が第二次世界大戦に突き進む中で生きる人々の姿を描いた新機軸の歴史小説だ。実在の人物はほぼ登場せず、仙桃城(シェンタオチョン)という架空の都市で物語は展開し、SFめいた知的な異空間を現出する。けれど、日中戦争を世界史の中で捉える大きな視点と、そこで生きる人々の個人史がかみ合って時代状況や時代性が見事に浮かび上がってくる。

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笑トレで元気に――健康と幸せを呼ぶ“心の筋トレ”(2) 文・日本笑いヨガ協会代表 高田佳子 (動画あり)

赤ちゃんが、ニコッと笑う。それだけで、周りの人を幸せにします。自分の子はもちろん、知らない赤ちゃんでさえ、自分の顔を見てニコニコしてくれると、何の下心もない無心の“笑い”にとろけるような幸せを感じ、つられて笑顔になります。人間は、生まれた時から他の人を幸せにする力があるのです。

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こども食堂から築く共に生きる社会(8) 文・湯浅誠(認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ理事長)

地域や社会、世界の「持続可能性」が叫ばれる背景にあるもの

さて、気づけば今年も3分の2が終わりました。この連載もそろそろ終わりを意識する時期に入ってきたと感じます。

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笑トレで元気に――健康と幸せを呼ぶ“心の筋トレ”(1) 文・日本笑いヨガ協会代表 高田佳子 (動画あり)

笑いながら運動すると脳は「楽しい」と錯覚

「まさか!」と思うような想定外のことが、現代社会では連続して起きています。

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