現代を見つめて(22) 平和への願いをつないで 文・石井光太(作家)

平和への願いをつないで

「ダークツーリズム」という言葉がある。戦争の跡地など、人類の負の遺産を巡る観光のことだ。

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大聖堂で涅槃会 釈尊の遺徳を偲び、報恩感謝を捧げる

釈尊の生涯を振り返るとともに、入滅時に説かれた「自灯明・法灯明」の意義をかみしめ、仏道精進を誓う「涅槃会(ねはんえ)」が2月15日、立正佼成会の大聖堂(東京・杉並区)はじめ全国各教会で行われた。

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第35回庭野平和賞が決定 レバノンのアディアン財団に

「第35回庭野平和賞」の受賞団体が、レバノンのNGO「アディアン財団」に決定した。公益財団法人「庭野平和財団」(庭野日鑛名誉会長、庭野浩士理事長)は2月19日、京都市内のホテルで記者発表会を開き、席上、庭野理事長が発表した。アディアン財団は、シリア内戦で傷ついた人々を支える和解構築プログラムの開発をはじめ、国内外で宗教対立を超えた和解と、健全な市民社会の構築に取り組んできた。贈呈式は5月9日、東京・港区の国際文化会館で行われ、受賞団体に賞状、顕彰メダル、賞金2000万円が贈られる。

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本会施設で被爆体験伝承講話 広島での被爆証言を受け継ぎ、戦争のない世界訴え

「被爆体験伝承講話(広島原爆)」が2月14日、東京・杉並区にある立正佼成会の第二団参会館で行われた。同講話は、翌15日に大聖堂で開催の「涅槃会(ねはんえ)」に参加する本会会員に向けた「前泊プログラム」の一環として企画された。当日は、会員約60人を前に、被爆体験伝承者でNPO法人「ヒロシマ宗教協力平和センター」(HRCP)理事の細光規江氏(54)が講話に立った。

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教皇パウロ六世が「年内、聖人に」

ローマ教皇フランシスコは2月15日、ローマ市内でカトリック・ローマ教区の聖職者と懇談した。席上、「最近では、教皇ヨハネ二十三世とヨハネ・パウロ二世の2人のローマ司教が『聖人』になっている」とした上で、「年内には、教皇パウロ六世が聖人になる」と述べた。

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TKWO――音楽とともにある人生♪ フルート・前田綾子さん Vol.3

「私の人生はいつも誰かに導かれて、この道を歩んできました」。前田綾子さんはそう話す。3回目となる今回は、東日本大震災発生から1カ月後に被災地を訪ねた当時を振り返り、人々との関わりを通して感じた音楽の力について語る。

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落日の印象

夕日を見ていると、なぜか人恋しくなる。雪原を赤く染め、落ちていく檜原湖の夕日に染まりながら、そんなことを思い描いた。風景との出合いに感動し、自然の懐の深さに頭が下がる。夕暮れ時は、何か大切な思い出を残してくれるようで心に残る。

晴れた日に

気温マイナス20度――。カーンと冴え渡った青空の下で、私の心は糸の切れた凧(たこ)のように高く高く舞い上がっていく。まるで夢の世界に迷い込んだような、澄み切った空と霧氷のコントラストに気持ちが弾み、いつまでも現実に戻れそうもない。この時期の貴重な晴れ間に、私は至福の時間を記録する。

山田惠諦第二百五十三世天台座主の「二十五回忌偲ぶ会」が京都で 260人が参列し、光祥次代会長がスピーチ

1994年に98歳で遷化した山田惠諦第二百五十三世天台座主の「二十五回忌偲(しの)ぶ会」が2月12日、京都市内のホテルで行われた。山田座主から指導や教育を受けた僧侶、親交のあった宗教者や識者260人が参列。立正佼成会から庭野光祥次代会長が出席した。

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第13回日韓青年交流会 WCRP/RfP日本委青年部会とKCRP青年委が共催

『ともに支え合う~Creative Bridges for Peace in Asia(アジアの平和のためにクリエイティブな架け橋へ)~』をテーマに、世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)日本委員会青年部会と韓国宗教人平和会議(KCRP)青年委員会の共催による「第13回日韓青年交流会」が、2月5日から8日まで奈良ユースホステルをメーン会場に行われた。日韓の12の宗教、教団から72人が参集。立正佼成会から、本部職員、青年部員ら26人が参加した。

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