宗教が葬儀に関わる意義とは 国際宗教研究所と上智大が公開シンポジウム

葬送儀礼と宗教の関わりを考える公開シンポジウムが2月24日、上智大学(東京・千代田区)で行われた。主催は、公益財団法人「国際宗教研究所」と同大学グリーフケア研究所。当日は、『記憶の場としての葬儀――その宗教性と非宗教性の境界』をテーマに議論され、約100人が参加した。

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バチカンから見た世界(51) 文・宮平宏(本紙バチカン支局長)

核軍縮と廃絶のみが核の抑止力――バチカン

米国のトランプ政権は2月2日、今後の核政策の指針となる核戦略見直し(NPR)を発表した。潜水艦から発射される弾道ミサイル(SLBM)に搭載される小型核兵器や、水上艦、潜水艦から発射できる新型の核巡航ミサイルの開発を骨子とするものだ。外国からの通常兵器による攻撃に対しても核兵器で反撃することを排除しない方針も打ち出した。

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ICAN国際運営委員の川崎哲氏が佼成学園女子中高で講演

佼成学園女子中学・高校で2月21日、国際NGO「ピースボート」の共同代表で、昨年ノーベル平和賞を受賞した国際NGO「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN)の国際運営委員を務める川崎哲氏が講演した。生徒ら約460人が聴講した。

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難民支援協会がウェブマガジン「ニッポン複雑紀行」を刊行

「難民が新たな土地で安心して暮らせるように支え、ともに生きられる社会を実現する」ことをミッションに掲げる難民支援協会(JAR)が、ウェブサイト「ニッポン複雑紀行」をスタート。同サイトは、日本の移民文化や移民事情を紹介するウェブマガジンで、編集長には、株式会社コモンセンス代表の望月優大氏が就任。JARの広報部スタッフや外部ライターらも執筆に携わり、日本にある多様な移民文化の魅力や移民事情の背景について発信しています。

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ミンダナオに吹く風(13) マラウィ市近郊の避難民キャンプを目指して 写真・文 松居友(ミンダナオ子ども図書館代表)

マラウィ市近郊の避難民キャンプを目指して

フィリピン・ミンダナオのマラウィ市は、空爆も含む徹底的な戦闘で街全体が破壊しつくされており、見るも無残な様相だ。去年の10月に戦争終結宣言が出されたこともあり、家が破壊から免れた、近郊の市町村からの避難民たちに限って、10カ月ぶりに帰郷が許されはじめていた。避難民の表情にも、安堵(あんど)感が広がっていきつつあるのが感じられた。

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「時代」の声を伝えて――文学がとらえた80年(4) 文・黒古一夫(文芸評論家)

戦後社会、もう一つの原点

慶應義塾大学の文学部英文科を卒業し、東京に近い千葉・船橋で中学校の英語教師をしていた原民喜は、空襲の激しくなった東京周辺を離れ故郷の広島に帰郷して間もなく、テニアン島から飛び立ったエノラ・ゲイ号(B29戦略爆撃機)から投下された原爆によって、1945年8月6日午前8時15分、被爆する。

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法華経のこころ(7)

人間の生き方の究極の境地が示された法華三部経――。経典に記された一節を挙げ、それにまつわる社会事象や、それぞれの心に思い浮かんだ体験、気づきを紹介する。今回は、「普賢菩薩勧発品」「序品」から。

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全日本吹奏楽コンクール参加者へ 東京佼成ウインドが課題曲コンサート

東京佼成ウインドオーケストラ(TKWO)による「課題曲コンサート2018」が2月16日、東京・新宿区の東京オペラシティで開催された。チケットは完売し、約1600人が会場を埋めた。

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【舞台女優・神田さち子さん】声なき声を伝える――中国残留婦人の生涯を演じ続けて

1931年の満州事変以降、農村開拓と軍事的役割を担うため、国策として27万人ともいわれる日本人が満州(中国東北部)へ渡った。その後、敗戦に伴う混乱の中、帰国がかなわず、生きるために現地の男性と結婚した「中国残留婦人」がいた。女優の神田さち子さんは、彼女たちの半生を描いたひとり芝居「帰ってきたおばあさん」を演じ続けて22年になる。舞台に込めた思いを聞いた。

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夢と探究心を大切に 練馬明社 宇宙飛行士・山崎直子氏と漫画家・松本零士氏迎え講演会

立正佼成会練馬教会が協力するNPO法人「練馬明るい社会づくりの会」による「山崎直子宇宙飛行士の講演会と松本零士トークショー」が2月18日、東京・練馬区にある富士見中学高等学校の山崎記念講堂で行われ、市民ら約500人が参加した。

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