「時代」の声を伝えて――文学がとらえた80年(3) 文・黒古一夫(文芸評論家)

戦争が終わって

1945年8月15日、日本がポツダム宣言を受諾し、戦争を終結することが全国民に発表された。これは、1894(明治27)年の日清戦争に始まり、日露戦争(1904・明治37年)、第一次世界大戦への参戦(1914・大正3年)、シベリア出兵(1918・大正7年)、山東出兵(第一次・第二次 1927~28・昭和2~3年)、満州事変(1931・昭和6年)、日中戦争(1937・昭和12年)、ノモンハン事件(1939・昭和14年)、太平洋戦争(1941・昭和16年)と50年以上の長きにわたって続いた「戦争の時代」が、ようやく終わったことを意味する。

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国際協力活動に従事する個人を表彰 「アーユス賞授賞式」が東京で

市民による国際協力NGOの活動に多大な功績のあった個人を表彰する「アーユス賞授賞式」(NPО法人「アーユス仏教国際協力ネットワーク」主催)が2月5日、東京・品川区の日蓮宗妙建山本立寺で開催された。同ネットワークの会員やNGO関係者ら90人が参集した。

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全ての子がスペシャル 一人ひとりに目を向ける「特別支援教育」の理念を今こそ 関西国際大学教育学部教授・中尾繁樹氏

特別支援教育の専門家として、これまで3000校以上の小・中・高等学校を訪問し、40万人以上の子供たちと会ってきました。一人ひとりが何につまずいているか、どんな接し方をしたらいいかを理解し、先生や親にアドバイスをする仕事を20年以上続けています。

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本会一食平和基金とJANICによるNGO組織強化大賞授賞式 アース・カンパニーが大賞 働き方の改善を評価

日本の国際協力NGOの組織強化の取り組みを表彰する「NGO組織強化大賞2017」の授賞式が1月31日、早稲田奉仕園スコットホール(東京・新宿区)で行われた。国際協力を行うNGO関係者を中心に70人が参加した。

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佼成学園高3年の井川さん アブラムシの生態研究が高く評価され、科学コンテスト「ISEF」の日本代表に

佼成学園高校3年の井川恭平さん(18)はこのほど、アブラムシの生態や遺伝子に関する研究論文が高く評価され、高校生を対象にした世界最大規模の科学コンテスト「インテル国際学生科学技術フェア(Intel ISEF)」の日本代表に選ばれた。同校の生徒が選出されたのは今回が初めて。井川さんは5月に渡米し、ペンシルベニア州ピッツバーグで開かれる同コンテストで、『アブラムシの種分化と寄主植物』と題する研究発表を行う。

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立正佼成会 庭野日鑛会長 1月の法話から

1月に行われた大聖堂での式典から、庭野日鑛会長の法話を抜粋してまとめました。また、昨年12月15日の式典での法話を追記します。(文責在編集部)

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新・仏典物語――釈尊の弟子たち(9)

子だくさんのソーナー

若い尼僧たちにまじってコツコツと修行に励む一人の老女がいました。高齢であるため目立ちましたが、修行僧としては一目置かれる存在ではありませんでした。むしろ、同僚たちから軽んじられている気配もありました。「子だくさんのソーナー」。そう呼ばれていましたが、愛称というよりもそこにはやや軽蔑の響きがこもっていました。

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平昌冬季五輪に希望を託すローマ教皇

ローマ教皇フランシスコは2月7日、バチカンでの一般謁見(えっけん)の席上、同9日から92カ国が参加して韓国・平昌(ピョンチャン)で開幕する第23回冬季五輪に言及し、「伝統的に停戦とすることが決まりのオリンピックが、今年は特に大きな意味を持つ」と強調した。なぜなら、「北朝鮮と韓国が一つの旗の下に行進し、一つのチームとして競技に参加するからである」と示した。

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憲法が変わるとどうなるか 本会職員を対象に憲法学習会

立正佼成会の職員を対象とした憲法学習会が2月2日、法輪閣(東京・杉並区)で行われた。「明日の自由を守る若手弁護士の会」(あすわか)で活動する種田和敏弁護士が講師を務めた。

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佼成学園女子高ハンドボール部 関東大会3位に 全国大会への出場決める

2月3、4の両日、栃木県で開催された「第32回関東高等学校ハンドボール選抜大会」に、佼成学園女子高校ハンドボール部が出場し、3位の成績を収めた。3月24日から29日まで兵庫・神戸市などで行われる「第41回全国高等学校ハンドボール選抜大会」への出場権を獲得した。

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