モンゴル国立医学大学看護学校から本会に感謝状 モンゴルの医療発展に貢献

モンゴルの看護師の育成に尽力してきたとして、4月3日、モンゴル国立医学大学看護学校から立正佼成会に感謝状が贈呈された。同日、同学校のジュルメドドルジ・ムンフハンド副校長が佼成会本部(東京・杉並区)を訪れ、川端健之理事長に感謝状を手渡した。

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バチカンから見た世界(13) 文・宮平宏(本紙バチカン支局長)

「魂と民を失った」と懸念される欧州連合は、どこに向かうのか(下)

欧州連合(EU)の礎石となった「ローマ条約」調印(1957年)の60周年を祝う式典を翌日に控えた3月24日、ローマ教皇フランシスコは、EUに加盟する27カ国とEUの首脳をバチカンに迎えて演説した。英国が離脱するなど、EUの崩壊が懸念される中、結束を呼び掛ける内容だった。

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熊本地震から1年 柴垣多加志・熊本教会長に聞く

昨年4月に発生した熊本地震から1年が経つ。最大震度7を記録した益城町はじめ南阿蘇村や熊本市など、被害の大きかった県北部を包括する熊本教会の柴垣多加志教会長に、この1年の歩みと現在の状況、今後の取り組みについて話を聞いた。

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地域の非営利団体に協力する「一食地域貢献プロジェクト」(4) NPO法人自立支援事業所「ベトサダ」(札幌北教会が支援)

NPO法人の自立支援事業所「ベトサダ」は北海道札幌市の住宅地にある。路上生活者が自立できるまでの3カ月間、札幌市の委託事業として、衣食住の供給をはじめ求人情報の提供や相談といった就労支援、医療費減免手続きなどのサポートを行う。現在、20~50代の男性11人が仕事をしながら共同生活を送る。

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自分らしくいられるように 聖路加国際大学キリスト教センター主任チャプレン ケビン・シーバー氏

チャプレンとは、一言で説明すると、スピリチュアルケアを専門とする聖職者のことです。専門教育と臨床実習を受け、資格を持っています。

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利害を超えて現代と向き合う――宗教の役割(2) 文・小林正弥(千葉大学大学院教授)

公共的な宗教とは?

これからの宗教は、社会や政治に積極的に働きかけることが望ましい。そのためには公共性が大事だ――私はそう考えるのだが、そもそも「公共」とはどのような意味だろうか? 辞書では「社会一般、おおやけ」(広辞苑)というように説明がある。一人ではなく多くの人々に関わるわけだ。

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早春賦

“春は名のみの風の寒さや”早春賦の詩を思い浮かべる。4月下旬とはいえ裏磐梯の春はいまだ浅く、木立は冬眠から冷めやらぬかのように湖面に影を落として季節の訪れを心待ちにしている。柔らかな光がたゆたう時間の長さを計って春の兆しを告げるかのよう。

宵待ち桜

ライトアップされて眠ることも許されなくなった桜を見るのは悲しい、それに比べて薄暮の中で観る桜は妙に艶やかで美しく、春の宵のとろけるような空気感と相まって何処からか甘い香りが漂ってきそうで、なんとも幸せな気分にしてくれる。

どこまでも

柔らかい春の風に吹かれてどこまでも行こう。弾けるような光の中を、幼い頃の思い出をひっさげて歩いて行こう。どこかに忘れてきてしまった大切な何かを探しに行こう。故郷の記憶につながるこの道を、どこまでも歩いて行こう。