本会バターン特別平和使節団 バターンキリスト教青年会と交流

立正佼成会職員らによる「バターン特別平和使節団」の一行7人が4月6日から10日まで、フィリピン・バターン州などを訪れた。本会と関係の深いバターンキリスト教青年会(BCYCC)との交流などを通し、両国の友好を深めることを目的としている。

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元ベトナム難民のファムさん 40年ぶりに千葉・小湊へ

ベトナム難民として来日し、立正佼成会の「小湊難民キャンプ」で半年間生活した後、米国に定住したキム・ファムさん(59)とその家族が4月8日、40年ぶりに小湊を訪れた。「もう一度小湊を訪ね、あの時のお礼を言いたいと思っていました」と語るファムさん。本会小湊教会の「降誕会」の席上、あいさつに立ち、当時の支援に感謝の意を表した。

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バングラデシュの地に日本のサクラ咲く 東日本大震災の犠牲者の冥福祈り

熱帯気候のバングラデシュに、立正佼成会東京東支教区の壮年部員らと現地会員の協力で植えられた日本のサクラが昨年に続き、今年も花開いた。東日本大震災の犠牲者に慰霊の誠を捧げていた現地の会員の心情に応えて、移植されたものだ。

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熊本地震から1年 本会熊本教会が法要と復興の集いを開催

熊本地震から1年――。被災地域を包括する立正佼成会熊本教会は4月15日、「熊本地震被災者大法要」を厳修した。教会道場には会員ら約450人が参列し、犠牲者に慰霊の誠を捧げるとともに、復興への思いを新たにした。参集した会員の中には、ハンカチで目頭を押さえる姿も見られた。

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【被災地障害者センターくまもと事務局長・東俊裕さん】「災害弱者」をつくらない 障害者と共にある社会へ

熊本地震が発生する2週間前、障害者に対する差別の禁止と、障害に応じた配慮(合理的配慮)を行政に義務付ける「障害者差別解消法」が施行された。災害時にも適用されなければならなかったが、熊本地震での行政の対応は不十分だったと、弁護士の東俊裕氏は指摘する。自らも被災する中、被災地で孤立する障害者の支援に取り組んできた。東氏に、「災害弱者」をつくり出さないため、熊本地震から見えた課題について聞いた。

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バチカンから見た世界(14) 文・宮平宏(本紙バチカン支局長)

礼拝中の宗教者を攻撃する者は、宗教者にあらず

イタリア北部トリノにある「新宗教研究所(CESNUR)」の統計によると、昨年、自身の信仰を守ったために殺害された世界のキリスト教徒の総数は9万人に上った。また、5~6億人のキリスト教徒が、信教の自由が十分に保障されない状況下で生活しているとのことだ。特に、中東やアフリカで「イスラーム」を名乗る過激派組織が台頭し、キリスト教徒を迫害するようになってから、世界のキリスト教界では「殉教のキリスト教一致」といった表現が聞かれるようになった。キリスト教の諸教会が、「殉教者」によって一致しているというのだ。

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