カルチャー

ミンダナオに吹く風(19) ミンダナオ子ども図書館を支えるスタッフの若者たち 写真・文 松居友(ミンダナオ子ども図書館代表)

ミンダナオ子ども図書館を支えるスタッフの若者たち

ダバオ国際空港の出口から、立正佼成会の「一食(いちじき)平和基金」の担当者の方々が出て来られると、ミンダナオ子ども図書館(MCL)のスタッフのジェニーボーイ君が走り寄ってスーツケースなどを受け取って運び始めた。

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バチカンから見た世界(67) 文・宮平宏(本紙バチカン支局長)

ユダヤ人至上主義に進むイスラエル

大衆の欲望や不安をあおって権力を維持しようとする欧米のポピュリスト(大衆迎合主義者)たちは、「自国至上主義」を唱える。一方、米国のトランプ政権の支持基盤であり、白人至上主義的傾向の強い、キリスト教原理主義者からの支持を受けるイスラエルの右派の政治勢力は、「ユダヤ人至上主義」をうたい始めた。

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気づきを楽しむ――タイの大地で深呼吸(18) 写真・文 浦崎雅代(翻訳家)

洞窟に閉じ込められたサッカー少年たちに学ぶ――心の危機管理としての瞑想

今回は、まだ記憶に新しいこのテーマを扱いたい。6月末、タイ北部チェンライ県の少年サッカーチーム「ムーパー(タイ語でイノシシの意)」のメンバー12人とコーチ1人の計13人が行方不明になり、国立公園内の洞窟で発見されたニュースのことだ。チーム一行は洞窟探検に出掛けたが、洞内の川が増水して道が塞(ふさ)がれ、閉じ込められてしまったのである。

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バチカンから見た世界(66) 文・宮平宏(本紙バチカン支局長)

韓国カトリック教会の夢と現実――老齢化する離散家族

8月4日付のバチカン日刊紙「オッセルバトーレ・ロマーノ」は、トランプ米大統領が北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長からの親書を受け取り、ツイッターで「素晴らしい親書に感謝」との言葉を寄せ、「早期の再会を願った」と報じた。

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バチカンから見た世界(65) 文・宮平宏(本紙バチカン支局長)

政治家の和平と宗教者の和平――朝鮮半島

南アフリカの故ネルソン・マンデラ元大統領の生誕100年を記念する式典がその誕生日の前日である7月17日、ヨハネスブルクで行われ、米国のオバマ前大統領が講演した。18日付の共同通信(電子版)は、この中でオバマ氏が、世界の現状を「奇妙で不確かな」時代と評し、「『恐怖や恨み』をあおるような政治状況に強い危機感を表明した」と伝える。

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ミンダナオに吹く風(18) ミンダナオ子ども図書館の訪問者 写真・文 松居友(ミンダナオ子ども図書館代表)

ミンダナオ子ども図書館の訪問者

日本から「ゆめポッケ」が届けられるようになって数年が経った2009年、立正佼成会から「ミンダナオ子ども図書館を訪れて、『ゆめポッケ』の配付地域を見たい」という連絡が入った。その目的とするところは、将来的に、「『ゆめポッケ』を直接手渡して、紛争や対立で傷ついた世界の子どもたちに、まごころと友情の支援をすること」にあるという。すなわち、ミンダナオ子ども図書館の活動している地域が、親子で訪問するのに適正か否かを、安全性の面も含めて確認することだった。

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バチカンから見た世界(64) 文・宮平宏(本紙バチカン支局長)

米朝、南北、そしてバチカン

「朝鮮半島の非核化と、この地域における平和構築のための対話はやむことがない」。7月4日付のバチカン日刊紙「オッセルバトーレ・ロマーノ」は1面にそう掲載し、米国務省の声明文を引用しながら、駐フィリピンのソン・キム米大使が板門店の非武装地帯で北朝鮮政府関係者と懇談したと報じた。6月12日のシンガポールでの米朝首脳会談後、初めて開かれた両国政府間における実務者会議では、「米朝首脳会談での合意文書の内容を実現していくためのさらなる進展」について協議されたとのことだ。

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気づきを楽しむ――タイの大地で深呼吸(17) 写真・文 浦崎雅代(翻訳家)

オンラインで気づきを育む――タイで学ぶ究極の「働き方改革」!?

私は今、タイのNGO「プッティカー」が主宰する「オンラインで気づきを育む」というプログラムに参加している。森の寺と呼ばれるスカトー寺住職のパイサーン・ウィサーロ師による短い説法がライブ配信される、初めてのプログラムだ。日頃、お寺や瞑想(めいそう)修行場に行く機会がなくても、日常生活の中で気づきを高める修行を、という趣旨のもと、フェイスブック内にある限定のグループで行われている。

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バチカンから見た世界(63) 文・宮平宏(本紙バチカン支局長)

朝鮮半島の平和へWCCとバチカンが協力

世界教会協議会(WCC)創立70周年を記念したエキュメニカル(全キリスト教会の一致)な式典が6月21日、スイス・ジュネーブにある同本部で行われた。席上、スピーチに立ったローマ教皇フランシスコは、キリスト教の諸教会が「共に祈り、共に福音を伝え、共に奉仕する」ことの重要性を強調した。

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ミンダナオに吹く風(17) 魂がこもった「ゆめポッケ」 写真・文 松居友(ミンダナオ子ども図書館代表)

魂がこもった「ゆめポッケ」

「ミンダナオ子ども図書館」では、すでに10年以上、立正佼成会の子どもたちから送られてくる「ゆめポッケ」を、戦闘の起こる地域のイスラーム教徒や極貧の先住民の子どもたちに届け続けてきた。戦争で親を失った子や、貧困で学用品を買えない子たちにとって「ゆめポッケ」は、物資支援のなかでも心から喜ばれる贈り物だ。それは、受け取った子どもたちの喜び方と笑顔から分かる。

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