カルチャー

バチカンから見た世界(75) 文・宮平宏(本紙バチカン支局長)

歴史は繰り返すのか

年が明けると、バチカンではローマ教皇と同市国付きの各国外交団との間で、新年のあいさつが交わされ、教皇がスピーチの中で世界情勢について見解を述べることが恒例となっている。

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バチカンから見た世界(74) 文・宮平宏(本紙バチカン支局長)

各国元首の年末年始の言動に見る2019年

カトリック教会は毎年の元日、「世界平和祈願日」を執り行う。ローマ教皇パウロ六世によって定められた同祈願日は、今年で52回目を迎えた。

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気づきを楽しむ――タイの大地で深呼吸(23) 写真・文 浦崎雅代(翻訳家)

善き友と歩く――早く行きたければ一人で行け、遠くへ行きたければ仲間と行け

昨年12月1日から8日まで、タンマヤートラ(法の巡礼)に参加した。タイ東北部に位置するチャイヤプーム県で毎年行われる、歩くイベントだ。今回で19回を数える。

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ミンダナオに吹く風(23) 先住民の村へ 写真・文 松居友(ミンダナオ子ども図書館代表)

先住民の村へ

カリナンからさらに山や深い谷を抜けて国道を行くと、深い谷を越えたあたりで車は脇道に入った。それまでのアスファルトの道とはまったく異なった、車一台通るのがやっとの山路だ。訪問者は、驚いた顔をして山々の風景を見ている。

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バチカンから見た世界(73) 文・宮平宏(本紙バチカン支局長)

「自由市場は社会正義を基盤とせよ」――ローマ教皇

世界経済の金融への偏重ぶりを「崇拝」と非難し、人間の労働に尊厳性を与え、社会の共通善を追求する実体経済への回帰を訴えるローマ教皇フランシスコ。イタリアの経済紙「イル・ソーレ・24オーレ」(9月7日付)のインタビュー記事の中で教皇は、「人間の尊厳性を守って(生産)活動を展開し、共通善を追求していくことは、企業にとっても良いことになる」と主張した。

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気づきを楽しむ――タイの大地で深呼吸(22) 写真・文 浦崎雅代(翻訳家)

あなたが大事にしていることを、僕も大事にするよ

日本各地を10日間、一人旅した。今、タイへと戻る空港のロビーでこの原稿を書いている。旅の主な目的は、講演や瞑想(めいそう)会。縁ある方々からお招き頂き、名古屋、石川、大阪、京都、東京を動き回る充実した旅であった。

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バチカンから見た世界(72) 文・宮平宏(本紙バチカン支局長)

人間復興につながる経済を望むローマ教皇

11月18日、カトリック教会の「第2回貧しい人のための世界祈願日」を迎え、バチカンでは聖ペトロ大聖堂でミサが執り行われた。

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ミンダナオに吹く風(22) 敗戦後、日系人たちはジャングルへ逃れた 写真・文 松居友(ミンダナオ子ども図書館代表)

敗戦後、日系人たちはジャングルへ逃れた

「ミンダナオ子ども図書館」の訪問者を連れ、私たちはミンタルの日本人墓地に寄った。大きな熱帯樹の下で、慰霊碑に手を合わせて祈っていると、蝉(せみ)たちの声に交じって鳥の鳴き声が聞こえてくる。まるで、戦争で死なざるを得なかった霊たちが、祈りを捧げている私たちの姿を天から見下ろして、声を掛けてきているかのようなさえずりだ。後日、この日本人墓地では、ミンダナオ子ども図書館の若者たちが集まって、近くにある日系人会の学校の子どもたちと共に「平和の祈り」を捧げた。

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バチカンから見た世界(71) 文・宮平宏(本紙バチカン支局長)

ポピュリズムの拡大と憎悪による犯罪の増加

バチカンの国連常駐代表を務めるベルナルディト・アウザ大司教はこのほど、ニューヨークの国連本部で行われた人種主義や人種差別、外国人への不寛容を考える会合において、「政治家たちが人々の恐怖を憎悪に向けて扇動しないように」と訴えた。

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気づきを楽しむ――タイの大地で深呼吸(21) 写真・文 浦崎雅代(翻訳家)

タイの葬式本に学ぶ、故人の見送り方

先月、お世話になった方が病気で亡くなり、バンコクでの葬儀に家族で参列した。私が住むウィリヤダンマ・アシュラム(旧ライトハウス)を建てるのに尽力されたシニナートさんのお父さまで、アキサックさんという方だ。享年86歳。3年前に心臓を患い、療養中だった。中華系タイ人で、長年財務省の公務員として勤め、定年後も相談役として活躍されていた。ダンディーで車が大好きな、ちゃめっ気たっぷりのすてきなおじさまであった。

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