仏教

法華経のこころ(17)

人間の生き方の究極の境地が示された法華三部経――。経典に記された一節を挙げ、記者の心に思い浮かんだ自らの体験、気づき、また社会事象などを紹介する。今回は、「無量義経十功徳品」と「信解品」から。

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新・仏典物語――釈尊の弟子たち(18)

共命鳥 デーヴァダッタ(Ⅲ)

釈尊が襲われた――異変を聞きつけ、弟子たちが駆けつけてきました。爪に毒を塗り釈尊の命を奪おうとしたデーヴァダッタ(提婆達多=だいばだった)は、逆にその毒によってあえぎながら死んでいったというのです。釈尊の無事を確認し落ち着きを取り戻した弟子たちに、釈尊は一つの譬(たと)え話を語り始めました。

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幸せのヒントがここに――仏典の中の女性たち(9) 文・画 天野和公(みんなの寺副住職)

怒りを離れて怒りに勝つ――ウッタラーとシリマー

自分に対して好意的な人、親しい人に優しくするのは簡単なことです。しかし、激しい怒りや嫌悪を向けてくる人に対してはどうでしょうか。優しさどころか、平静さを保つことも容易ではありませんね。

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えっ、これも仏教語!?(23) 【いんどう】引導

現代では、「諦めることができずに迷っている人に覚悟を決めさせる」「終止符を打つ」などの意味で使われます。

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新・仏典物語――釈尊の弟子たち(17)

毒牙 デーヴァダッタ(Ⅱ)

王宮に通じる門の前で、デーヴァダッタ(提婆達多=だいばだった)は衛士(えじ)に行く手を阻まれました。「あなたさまをお通ししてはならぬ、と王からの申し伝えでございます」。デーヴァダッタは一瞬、耳を疑いました。これまで、わが物顔に王宮へ足を踏み入れ、自由に王のアジャータサットゥ(阿闍世=あじゃせ)と会うことができたからです。衛士と押し問答になりましたが、衛士は王の命令を繰り返すだけでした。その対応が丁重なだけに、その裏に潜む王の固い意志をデーヴァダッタははっきりと感じ取りました。

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法華経のこころ(16)

人間の生き方の究極の境地が示された法華三部経――。経典に記された一節を挙げ、記者の心に思い浮かんだ自らの体験、気づき、また社会事象などを紹介する。今回は、「法師品」と「観普賢菩薩行法経」から。

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幸せのヒントがここに――仏典の中の女性たち(8) 文・画 天野和公(みんなの寺副住職)

絶望からの救い――パターチャーラー

仏典に登場する女性の中で、彼女ほど悲惨な体験をした人はいないでしょう。

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えっ、これも仏教語!?(22) 【あんしん】安心

仏教では「あんじん」と読む。仏法によって得た心の安らぎ、そこから発する動ずることのない境地のこと。

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新・仏典物語――釈尊の弟子たち(16)

地獄の炎 デーヴァダッタ(I)

炉(ろ)の中で、焼鉄(やきがね)が真っ赤に焼けていました。それを見やり、デーヴァダッタ(提婆達多=だいばだった)はすぐさま目を背けました。これから、その焼鉄を足の裏に押し付けて、輪相(りんそう・千の輻=や=を持つ車輪の模様)を刻み込まなければならないのです。仏と同じ身体的な特徴を備えるためには、どんな苦痛にも耐える覚悟はできているものの、やはり心が震えるのでした。

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法華経のこころ(15)

人間の生き方の究極の境地が示された法華三部経――。経典に記された一節を挙げ、記者の心に思い浮かんだ自らの体験、気づき、また社会事象などを紹介する。今回は、「提婆達多品」と「薬草諭品」から。

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