「人類に対する敵との闘い――キリスト教と新型コロナウイルス」など海外の宗教ニュース(海外通信・バチカン支局)

人類に対する敵との闘い――キリスト教と新型コロナウイルス

英国国教会の最高指導者であるカンタベリー大主教のジャスティン・ウェルビー師は3月17日、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大を防止するため、同教会で冠婚葬祭を除く典礼と儀式を一時的に中止すると公表した。

続きを読む

内藤麻里子の文芸観察(3)

海外で起きた銃乱射事件のニュースに触れると、我々はとかく何人死傷者が出たか、事件の背景は何かに目を奪われがちだ。しかし、不幸にも現場に居合わせた人々というのはただ逃げるだけではなく、そのとき何らかの問題に直面しているケースもあったろう。そんなことを手の込んだ仕掛けで見せつけるのが、呉勝浩さんのミステリー『スワン』(角川書店)だ。

続きを読む

内藤麻里子の文芸観察(1)

芥川賞を受賞した『火花』、『劇場』と小説を発表するたびに話題を集める、お笑い芸人にして作家の又吉直樹さん。注目の新作『人間』(毎日新聞出版)は、一層パワーアップした思索に幻想的な場面のスパイスも効き、どうしようもない人間の姿をつきつけてくる。

続きを読む

長沼妙佼脇祖生誕130年関連展示 本会発祥の地・修養道場、妙佼殿、「お山」で

長沼妙佼脇祖の生誕130年にあたる今年、『教えのままに生きる―開祖さまと脇祖さまの願い―』をテーマに「脇祖さまご生誕130年記念展示」が大聖堂(東京・杉並区)3階ホールで開催されている。このほど、その関連展示が立正佼成会発祥の地・修養道場、妙佼殿、「お山」(長沼脇祖旧私邸)で始まった。

続きを読む

WCRP/RfP日本委 仙台市内で「震災から9年目をむかえる宗教者復興会合」

世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)日本委員会による「震災から9年目をむかえる宗教者復興会合」(協力・宗教者災害支援連絡会=宗援連、宮城県宗教法人連絡協議会)が3月13、14の両日、宮城・仙台国際センターで開催された。同日本委のこれまでの支援活動を振り返り、宗教者の役割を考えることが目的。仏教、神道、キリスト教などの宗教者をはじめ、研究者、NPO関係者ら130人が参加した。立正佼成会から同日本委会長(評議員会議長)の庭野日鑛会長、同理事の中村憲一郎常務理事が出席した。

続きを読む

文化放送の番組「普門館からありがとう ~東京佼成ウインドオーケストラとコンクール課題曲~」が3月25日からインターネットで聴取可能に

3月23日に放送されたラジオ番組「普門館からありがとう ~東京佼成ウインドオーケストラとコンクール課題曲~」(文化放送)が、インターネットで好きな時間に聴けるようになりました。このアーカイブ放送は、3月25日から4月30日まで。番組には、東京佼成ウインドオーケストラでコンサートマスターを務める田中靖人氏、音楽ライターの富樫鉄火氏、玉川美沙氏が出演しています。

続きを読む

WCRP/RfP 第10回世界大会に向けミャンマーでアジア準備会議

今年8月に、『慈しみの実践――共通の未来のために』をテーマにドイツ・リンダウで世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)の第10回世界大会が開催される。これに向けたアジア準備会議が3月5日から7日まで、ミャンマー・ヤンゴン市の聖マリア大聖堂で行われ、15カ国の宗教者ら約120人が参加した。

続きを読む

WCRP/RfP日本委 宮城・千年希望の丘で復興合同祈願式 本会は庭野会長を導師に慰霊の誠捧げる

世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)日本委員会による「東日本大震災の追悼と鎮魂ならびに復興合同祈願式」が3月14日午後、宮城・岩沼市の千年希望の丘で挙行された。立正佼成会から同日本委会長(評議員会議長)の庭野日鑛会長が出席。本会を含む加盟教団の信徒ら約120人が参集した。

続きを読む

東日本大震災から8年 庭野会長が磐城、平、仙台教会を訪問

東日本大震災の発生から8年を迎えた3月11日、立正佼成会の庭野日鑛会長は福島県の磐城、平両教会を、翌12日に仙台教会を訪れた。磐城、平両教会へは、震災後初めての訪問となる。各教会で庭野会長は、被災の体験談をはじめ、死別や病などの苦と向き合い、教えを基に仏道精進に励む会員の発表に耳を傾け、法話を述べた。また、同11日午後2時46分、仙台へ向かう車中で震災発生時刻を迎えた庭野会長は、ラジオから流れる時報に合わせて合掌し、犠牲者の冥福を祈って黙とうを捧げた。

続きを読む

ニュージーランドのモスク銃乱射事件 キリスト教諸教会、イスラーム機関が声明(海外通信・バチカン支局)

ニュージーランド・クライストチャーチにある二つのモスク(イスラーム礼拝所)で3月15日、銃乱射事件が発生し、50人が犠牲になった。実行犯のブレントン・タラント容疑者(28)はインターネット上に犯行声明を出し、白人至上主義、反イスラーム、反移民を訴えて犯行を正当化しようとした。同容疑者は、これまでに移民やムスリム(イスラーム教徒)に対するテロ攻撃を実行した犯人の氏名を、犯行に使用した自動小銃などに記していたと伝えられる。

続きを読む