WCRP/RfP日本委 宮城・千年希望の丘で復興合同祈願式 本会は庭野会長を導師に慰霊の誠捧げる

宗教宗派別の祈りが行われ、本会の儀礼では庭野会長が導師をつとめた

世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)日本委員会による「東日本大震災の追悼と鎮魂ならびに復興合同祈願式」が3月14日午後、宮城・岩沼市の千年希望の丘で挙行された。立正佼成会から同日本委会長(評議員会議長)の庭野日鑛会長が出席。本会を含む加盟教団の信徒ら約120人が参集した。

千年希望の丘は、地震による津波で壊滅的な被害を受け、人が住めなくなった土地を活用した場所で、沿岸約10キロにわたって六つの公園と園路が整備されている。その北側に建つ慰霊碑の前で行われた祈願式では冒頭、同委理事長の植松誠・日本聖公会首座主教があいさつに立った。植松師は、当日午前まで開催された「震災から9年目をむかえる宗教者復興会合」(同委主催)での報告や議論を振り返り、今後も時間の経過とともに変化する被災地の状況に心を配り、被災者と共に歩み続ける決意を表明。鎮魂と復興への祈りを捧げていくと強調した。

続いて、イスラーム、キリスト教、神道、仏教など12教団による宗教宗派別の祈りが行われ、地震が発生した午後2時46分に全員で黙とうした。本会の儀礼で導師をつとめた庭野会長は、震災犠牲者の戒名「慈生院法妙安東日本大震災德二萬余名信士信女童男童女」を奉読し、慰霊の誠を捧げた。

この後、同日本委震災復興タスクフォースの責任者である黒住教の黒住宗道教主が閉式のあいさつ。黒住師は、寒風が吹きすさぶ当日の天候に触れ、震災発生直後に過酷な寒さの中で不安や悲しみを抱えて過ごした被災者に思いを馳(は)せた。また、2021年に復興庁が廃止されるなど被災地を取り巻く状況に言及し、自らは宗教者として、今も不安を抱えながら生きる人々の心情を理解して寄り添い、復興を祈り続けると述べた。

式典終了後、参加者は犠牲者の冥福を祈り慰霊碑に花を献じた。