長沼妙佼脇祖生誕130年関連展示 本会発祥の地・修養道場、妙佼殿、「お山」で

「お山」の離れ1階には庭野開祖、長沼脇祖が執務した室礼が再現され、長沼脇祖の着物も飾られている

長沼妙佼脇祖の生誕130年にあたる今年、『教えのままに生きる―開祖さまと脇祖さまの願い―』をテーマに「脇祖さまご生誕130年記念展示」が大聖堂(東京・杉並区)3階ホールで開催されている。このほど、その関連展示が立正佼成会発祥の地・修養道場、妙佼殿、「お山」(長沼脇祖旧私邸)で始まった。

同記念展示は、庭野日敬開祖に導かれて法華経に出遇(であ)い、法の証明役として教えを実践し、慈悲の心で会員の救いに徹した長沼脇祖の生涯を振り返り、その慈愛に満ちた姿に学ぶもの。長沼脇祖の人生と信仰が写真や文章で紹介され、ゆかりの品々が公開されている。

今回、関連展示が行われるのは、長沼脇祖と縁の深い本会発祥の地・修養道場、妙佼殿、「お山」の3カ所。本会発祥の地・修養道場では、庭野開祖、長沼脇祖をはじめ草創期における会員の修行の様子を偲(しの)ぶ展示内容になっている。

法座席の展示ケースには、庭野開祖、長沼脇祖が身延山などへの「お山参拝」で着用した白衣、草創期に会員たちが使用したおたすき、ご供養要具、佼成手帳、佼成バッジ、当時の本会の概要をまとめた小冊子「立正交成会の概観」、長沼脇祖が愛用したワンピース、傘などが収められている。また、法座席には、お山参拝で長沼脇祖を乗せた駕籠(かご)、説法用の演台、庭野開祖と長沼脇祖の手形を展示。さらに、写真パネルで当時の修行の様子を紹介している。奥の間では、長沼脇祖が毎朝幹部を指導した様子を収めた写真と、当時使用された扇風機が公開されている。

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