ちょっと軽く、ストレッチしてみましょう(4.ふくらはぎのつり) 加瀬剛(スポーツトレーナー、佼成学園高アメフット部ヘッドトレーナー)

予防とつった時の対処

まず予防法です。

ほとんどの方は“貧乏ゆすり”は行儀が悪いものと教えられ、また教えているのではないでしょうか。確かに食事中や仕事中での“貧乏ゆすり”は行儀が良いものではありません。しかし、ふくらはぎのつりにはこの“貧乏ゆすり”が非常に効果的なのです。陸上や水泳のなどのアスリートたちが、競技前によく腕や足をブルブルと揺すっているのを目にしませんか。

激しい運動の前や、長時間立っている時、またはいすに座っている時に小まめに“貧乏ゆすり”をすることで後脛骨筋が伸びきることを防ぎ、そのことによってふくらはぎのつりを回避することができるのです。“貧乏ゆすり”の目安は、1回10~15秒ほどです。一日に何度行っても構いませんが、ふくらはぎが揺れることを確認してください。

一説によると、サッカーのブラジル代表選手は移動中の座っている時にもサンバのリズムに合わせてふくらはぎを揺らしているため、「ふくらはぎのつり」が少ないといわれています。“貧乏ゆすり”ではなく“サンバ体操”とでも名前を変えた方が心置きなく“貧乏ゆすり”ができるかもしれませんね(笑)。

次に対処法ですが、これは動画でご説明します。

次回は“不眠症”についてお話しします。

プロフィル

かせ・つよし 1968年、東京生まれ。獨協大学外国語学部英語学科、自然カイロプラクティック学院、米国ニューメキシコ大学アスレチックトレーナー学科、日本医学柔整鍼灸専門学校をそれぞれ卒業。現在、キネシオ接骨院(http://kinesio-sekotsu.com/)院長として患者の治療にあたるほか、キネシオテーピング療法の普及に尽くす。母校である佼成学園高校アメフット部「ロータス」のヘッドトレーナーとして、2016年からの同チーム全国大会3連覇に貢献した。著書に『キネシオテーピング・アスレチックテーピング併用テクニック』(スキージャーナル)。