ちょっと軽く、ストレッチしてみましょう(9.冷え症) 加瀬剛(スポーツトレーナー、佼成学園高アメフット部ヘッドトレーナー)
「体幹を鍛えることで当たり負けない体をつくる」をモットーに、佼成学園高校アメリカンフットボール部「ロータス」の全国大会3連覇に貢献したスポーツトレーナー加瀬剛氏。日頃は、接骨院の院長として、多くの人のケアに当たっている。体の構造を知り、毎日をしなやかに過ごすにはどうすればいいか――体の専門家としてアドバイスする。(※ケアの方法を動画で紹介)
冷え症
暖冬といわれていましたが、昨年の12月中旬あたりから寒くなってきました。「冷え症」で悩んでいらっしゃる方にとっては嫌な季節ですね。
「冷え症」は、手足などに冷えを感じる症状です。
統計的には、女性4人のうち2~3人が「冷え症」に悩んでいるようです。つまり、女性の半数以上が「冷え症」に悩んでいることになります。
手先や足先が氷のように冷たくなり、使い捨てカイロや湯たんぽが欠かせない。夜は靴下を何枚も重ねないとつらくて眠れない。こうした状況も「冷え症」の特徴の一つです。
「冷え症」は寒い季節だけではなく、暑い季節でも起こります。冷房にあたることで、また、冷たい物を多く摂取することで冷えを感じることもあり、意外と季節に関係なく悩む方が多いようです。
さて、この「冷え症」、女性に多いのはなぜでしょうか?