【特別インタビュー 第34回庭野平和賞受賞者 ムニブ・A・ユナン師】 聖地エルサレムで、諸宗教対話による平和の実現に尽くす

「第34回庭野平和賞」を受賞した「ルーテル世界連盟」(LWF)名誉議長で、「ヨルダン及び聖地福音ルーテル教会」(ELCJHL)監督のムニブ・A・ユナン師(67)へのインタビューが7月27日、東京・港区の国際文化会館で行われた。聞き手は庭野平和財団の庭野浩士理事長が務めた。同師はキリスト教の信仰を基に、全ての人に慈しみの心で接し、諸宗教対話を通して中東和平の実現に尽力。当日は、エルサレムの状況とともに、平和教育と宗教者の役割、諸宗教対話・協力の可能性になどについて話を聞いた。(敬称略)

続きを読む

宮城県復興支援事業 本会一食平和基金から8団体に317万円を寄託

東日本大震災で甚大な被害を受けた宮城県の復興に向け、立正佼成会一食(いちじき)平和基金運営委員会はこのほど、「復興まちづくり協議会等事務局基盤強化・学び合い助成」として、復興活動を展開する8団体に合計317万円を寄託した。復興支援事業は、被災者を継続的にサポートするもので、同県のほか、岩手、福島の両県でも実施。宮城県の非営利団体や住民組織などを対象とした助成は今回で3回目となり、合計1060万5000円に上る。

続きを読む

『グローバル化への対応』テーマに「人間と科学」研究学会が大会 中央学術研究所が後援

『グローバル化への対応と私達が取り組むべきこと』をテーマに、中央学術研究所が後援する「人間と科学」研究学会の「第29回研究大会」が9月16日、佼成図書館(東京・杉並区)で開催され、同学会メンバーをはじめ立正佼成会職員ら47人が出席した。

続きを読む

WCRP/RfP日本委 第2回「平和と和解のためのファシリテーター養成セミナー」を開催

世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)日本委員会の「和解の教育タスクフォース」による「平和と和解のためのファシリテーター養成セミナー」(第2回)が9月16、17の両日、京都市国際交流会館で行われ、31人が参加した。同タスクフォース運営委員として、立正佼成会の庭野光祥次代会長(WCRP/RfP日本委員会理事)が出席した。

続きを読む

教員らが仏教精神に基づく教育を学ぶ「元気がでる教育相談講座」

「元気がでる教育相談講座」が9月16、17の両日、立正佼成会本部(東京・杉並区)の諸施設で行われ、教師や保育士など教育関係者ら58人が参加した。

続きを読む

バチカンから見た世界(34) 文・宮平宏(本紙バチカン支局長)

相対する二つのエキュメニズム

イエズス会の機関誌「チビルタ・カトリカ」が、米国のキリスト教原理主義を特徴付けるマニケイズム(善悪二元論)について分析したことを伝えた。同誌は、さらにもう一つの特徴として「繁栄の神学」を挙げる。マックス・ウェーバーの『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』を基盤とするピューリタニズム(清教徒主義)から、強き宗教、社会、政治的影響力を行使し、メディアの世界で活躍する富豪の牧師や宗教団体によって説かれる「繁栄の福音」へと変貌した原理主義だ。「神は、信徒たちが身体的に健康で、物質的に富み、個人的に幸福であることを望まれる」と説く。

続きを読む