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バチカンから見た世界(8) 文・宮平宏(本紙バチカン支局長)

「難民の受け入れは、正義と文明と連帯に基づく義務」

政情不安が続くリビアから、密航業者の用意した老朽船やゴムボートに乗り、地中海を渡ってイタリア南部の海岸を目指す人々がいる。しかし、リビアを離れて間もなく超満員の船は航行不能に陥り、イタリア沿岸警備隊や地中海航行中の各国籍の船舶に救助され、近くの港湾に搬送されるケースが多い。

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現代を見つめて(4) 「いい子」って何だろう… 文・石井光太(作家)

「いい子」って何だろう…

少し前に、児童支援をする民間団体の活動を、数日間密着させてもらった。電話やメール相談を受けて、職員が子供や親に会って話を聞くのだ。

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一食平和基金 鳥取県中部地震に対し支援金

立正佼成会一食(いちじき)平和基金運営委員会はこのほど、「平成28年鳥取県中部地震」で建物の倒壊など甚大な被害を受けた鳥取県に対し、支援金として100万円を拠出した。

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仙台で日本臨床宗教師会の「第2回フォローアップ研修」 現場で求められる力量とは

日本臨床宗教師会による「第2回フォローアップ研修」が2月26、27の両日、エル・パーク仙台や東北大学で行われ、約180人の宗教者や市民が集った。

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動物から学ぶいのちの授業 旭川市旭山動物園園長・坂東元氏

1967年に開園した北海道の旭川市旭山動物園は、私が入園した86年には、閉園を噂(うわさ)されるような赤字続きの動物園でした。2002年、建物の老朽化に伴って施設を新設することになり、それが現在に至る転機になりました。新設するといっても、新たな動物を迎えるわけではないため、話題性があるとは言えません。しかし、施設の新設に際して職員の誰もが、「自分たちが素晴らしいと思っているものを、共感してもらいたい」という願いを持っていました。それが再生の出発点になりました。ショーを催したり、芸をさせたりするのではなく、野生動物に元々備わっている能力が最大限に発揮される環境をつくり、ありのままの姿、そしてそのすごさを伝えたかったのです。

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『望めど、欲せず――ビジネスパーソンの心得帖』(1) 文・小倉広(経営コンサルタント)

「会社で評価してもらえなくて、毎日、苦しいんです」

「上司から評価されず、自信がなくなった」

「昇進・昇格が遅く、落ちこんでいる」

ビジネスマンから多く寄せられる悩みです。私自身も同じような経験が何度もあります。つらいですよね。

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【ノンフィクション作家・柳田邦男さん】問われる原発事故の教訓 徹底的な検証を今こそ

半世紀にわたって、科学技術と人類の行方、事故や公害問題、生命と医療の関係など「いのち」にかかわる事象を幅広く取材し、さまざまなメディアに発表し続けている柳田邦男さん。常に現場を歩き、物事の本質を多角的にとらえる取材力、分析力は高い評価を受ける。東京電力福島第一原子力発電所の事故に際しては、内閣が設けた「事故調査・検証委員会」の委員を務めた。原発事故発生から6年、被害の状況や国民に突き付けられた課題について聞いた。

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一食地域貢献プロジェクト2017説明会

立正佼成会一食(いちじき)平和基金運営委員会は2月26日、本会第二団参会館(東京・杉並区)で「一食地域貢献プロジェクト2017説明会」を開催した。

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気づきを楽しむ――タイの大地で深呼吸(1) 写真・文 浦崎雅代(翻訳家)

森のニワトリに、なりたいんだ

タイ人の夫と私、もうすぐ3歳になる息子。私たちは今、東北タイにある瞑想(めいそう)修行場&農場“ライトハウス”で暮らしている。

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WCRP/RfP日本委女性部会 市民と共に防災を考える学習会

災害時に、宗教施設を地域の避難所として開放する方法などを学ぶため、世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)日本委員会女性部会は2月25日、東京・豊島区の日本イスラーム文化センター/マスジド大塚で防災ワークショップを開いた。同女性部会メンバーや地域住民ら約20人が参加した。

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