新着

南スーダンの現状 JVCが緊急報告会

自衛隊の派遣をめぐる問題が国会で議論される中、南スーダンの現状を伝えるため、認定NPO法人「日本国際ボランティアセンター(JVC)」による「南スーダン現地派遣職員 緊急報告会――『戦闘』なのか? 『衝突』なのか?」が2月23日、東京・文京区の講談社のセミナールームで開催された。

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新宗連第29期第3回理事会が本部施設で 北朝鮮の日本人拉致問題に関する学習会の実施などを承認

新日本宗教団体連合会(新宗連)の第29期第3回理事会が2月22日、法輪閣(東京・杉並区)で開催された。理事、各総支部の会長、オブザーバーら57人が参加。立正佼成会から庭野光祥次代会長(新宗連理事)、川端健之理事長(同常務理事)をはじめ、各総支部の役員を務める教会長らが出席した。

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WCRP/RfPが学習会 『難民問題を学ぶ――カナダの事例から』テーマに

『難民問題を学ぶ――カナダの事例から』をテーマに、世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)日本委員会難民問題タスクフォースによる学習会が2月21日、立正佼成会本部大聖ホール(東京・杉並区)で開催された。宗教者やNPOの関係者ら約60人が参加。本会から川端健之理事長、川本貢市・中央学術研究所所長らが出席した。

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原発からの転換を促す映画『日本と再生』公開 初日に監督が舞台あいさつ

風力や太陽光などを基にした再生可能エネルギーへの転換を促す映画『日本と再生 光と風のギガワット作戦』の公開が2月25日から、東京・渋谷区のユーロスペースと横浜シネマリンで始まった。初日、両映画館で、監督を務めた弁護士の河合弘之氏、企画・監修を務めた環境学者で、認定NPO法人「環境エネルギー政策研究所」所長の飯田哲也氏が舞台あいさつを行った。

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第34回庭野平和賞、ローマでも発表され、各紙が報道

「第34回庭野平和賞」がパレスチナ人でキリスト教ルーテル世界連盟(LWF)議長のムニブ・A・ユナン師に決まり、2月20日、ローマでも記者発表会が行われた。

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バチカンから見た世界(7) 文・宮平宏(本紙バチカン支局長)

狂信主義、過激派、暴力に共闘するアズハルとバチカン

「アラブの春」と呼ばれる民衆運動のさなか、2011年10月9日にエジプト・カイロで、ムスリム(イスラーム教徒)と同じ権利を訴えデモを行っていたキリスト教コプト正教会の信徒と治安部隊が衝突し、26人の信徒が死亡し、300人が負傷した。当時のローマ教皇ベネディクト十六世は、信徒殺害を非難し、信徒への連帯を表明。一方、カイロにあるイスラーム・スンニ派最高権威機関「アズハル」は、教皇の発言を「内政干渉」として批判し、バチカン諸宗教対話評議会との対話を「凍結する」と発表した。しかし、この5年間、バチカン諸宗教対話評議会は、イスラーム内部での改革に関して主導的な役割を果たしているアズハルとの対話再開の道を模索してきた。その努力が功を奏したのは昨年5月23日。アズハルのアハメド・タイエブ総長がバチカンを訪れて教皇フランシスコと懇談し、対話が再開された。

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えっ、これも仏教語!?(3) 【うそもほうべん】嘘も方便

方便とは、仏の悟りに到達するための正しい手段、といった意味。『法華経』では、方便を駆使して衆生を救済する長者や名医の姿が描かれています。

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大阪普門館で「全国教育者研究集会」 発達障害について学び深める

『心を耕す教育者をめざして』をテーマに「全国教育者研究集会」(立正佼成会習学部教育グループ主管)が2月18、19の両日、大阪普門館で開催され、西日本から保育士や教諭など教育関係者ら310人が参加した。

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バチカンから見た世界(6) 文・宮平宏(本紙バチカン支局長)

欧州に広がるポピュリズムに、歴史からの警鐘

欧州各国の社会で、「ポピュリズム」という言葉が語られるようになってから久しい。政治家が、人々の感情や情緒に訴えて、時には不安をあおって人気を得ようとする手法のため、「大衆扇動主義」とも呼ばれる。この政治手法は、グローバル化によって国や個人のアイデンティティーが喪失されていくことに恐怖感を持つ人々の心を捉えた。「自国第一主義」を主張する極右政党の勢力が拡大しつつある。一方、自国の優越性を強調する「国粋主義」が広がり、社会から寛容性が失われることに懸念も広がる。

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現代を見つめて(3) 日本社会の割れ目 文・石井光太(作家)

日本社会の割れ目

厚生労働省の発表では、日本には六千人から八千人ほどのホームレスがいるそうだ。ただ、現実的にはマンガ喫茶やドヤを転々とする人も多数いるため、その数はかなり増えると見られている。

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