米国は移民によって形成された――教皇が米国建国250周年に際してスピーチ(海外通信・バチカン支局)
米国の建国精神を謳(うた)った憲法に関する教育や研究を促進する目的で2003年に設立された「米国憲法センター」(民間非営利団体)は7月3日、米国建国250周年記念日の前夜(ローマ時間)に、1790年から1800年にかけて米国の首都であったフィラデルフィアにある同センターとバチカンをインターネットでつなぎ、米国人教皇であるレオ14世に対する「自由のメダル」の授与式典を挙行した。
密航移民にパスポート(国境)は無い――教皇がカナリア諸島からアピール
密航移民たちの「墓標なき巨大墓地」と化した地中海。2024年から現在に至るまで、アフリカ大陸から欧州大陸に向けて地中海を渡った3万1000人(少なくとも3500人が未成年者)の密航移民が溺死、あるいは行方不明となっている。
栄福の時代を目指して(22) 文・小林正弥(千葉大学大学院教授)
国難に次ぐ国難――戦争再開と政体の複合的危機
アメリカとイランの間で合意が結ばれたので戦争終結に至ることを願っていたが、攻撃の応酬が行われて激化しつつある。ついに、アメリカのトランプ大統領は議会に戦争の再開を通告し、イランはホルムズ海峡を再封鎖して、覚書の履行停止を表明した(7月18日)。アメリカの備蓄原油も大幅に減少しているから、このまま戦争が再開されると、世界的に激しいエネルギー危機が生じる。日本はアメリカからも原油を輸入できなくなり、備蓄放出に頼らざるを得なくなる。
内藤麻里子の文芸観察(82)
吉田修一さんの『タイム・アフター・タイム』(幻冬舎)は、泣きたくなるような青春恋愛小説であり、まっとうに生きている人間の姿を描く。繊細に紡がれてゆく彼らの物語はあまりにもいとおしくて、まるで作者から宝物をもらったような気分になった。
リレーエッセイ「声なき“生きづらさ”に寄り添う」2-(2)(区特別支援教育アドバイザー 櫻岡章雄)
子どもの心に空いた穴を埋める
区特別支援教育アドバイザー 櫻岡章雄
私が中学校の担任をしていた時、二者面談の最後にB君の保護者がポツリと言いました。「うちの子が何か変で。夜、逆さまに寝るんです。私の頭の方に足を向け、足の方に彼の頭があって、気味が悪くて……。どうしたらいいでしょうか?」。私は「そうですか。少し様子を見ましょう」と応えて帰って頂いたものの、何をしたらいいか分かりませんでした。







