特集
一食啓発月間 アフリカへ毛布をおくる運動 日本の思いを届けた最終配付(前編)
「一食(いちじき)を捧げる運動」(一食運動)を推進する「一食啓発月間」が今年も5月1日から実施されている。立正佼成会の各教会では活動を促進する学習会の実施や会員一人ひとりの運動の実践を通して、平和への祈りが深められている。
人間釈尊に学ぶーー試行錯誤を重ねて生きる
約2500年前の4月8日に釈尊は降誕した。現世に生まれた“人間釈尊”が、老い、病を患う中で試行錯誤しながら布教に歩いた言行録が原始仏教聖典として残されている。そこで説かれた教えが現代に伝わり、私たちの人生の指針となっている。降誕会にちなみ、東洋大学名誉教授の森章司博士に聞いた、人間釈尊を象徴する逸話を談話と共に紹介する。
本会一食平和基金運営委 「一食地域貢献プロジェクト経験交流会」開催と昨年度の各教会の取り組みから
立正佼成会一食(いちじき)平和基金運営委員会の「一食地域貢献プロジェクト経験交流会」が3月18日、オンラインで開催された。同交流会は、すでに取り組んできた教会と新規参加の教会が成果や功徳、課題を共有し、学び合うもの。45教会の一食地域貢献プロジェクト推進委員ら103人が視聴を通じて参加した。
ウクライナ侵攻1年――全国各教会の支援活動から
ウクライナへの侵攻から1年、いまだ戦争は収まらず、多くの命が危機にさらされている。戦火を逃れるため8000キロ以上離れた日本に避難してきたウクライナ人も少なくない。この間、全国の立正佼成会各教会は戦争の早期終結を願い、緊急募金や祈願供養など、さまざまな平和活動に取り組んできた。現在も、支援や平和への取り組みは各地で続けられている。その中から、仙台、文京の両教会、東京西支教区の活動を紹介する。
「ユニセフ募金」「国連難民募金」「国連WFP募金」 3団体代表が本会の活動への願い語る
立正佼成会が青年部を中心に長年取り組んできた「一食(いちじき)ユニセフ募金」が、今年度から名称を「ユニセフ募金」に改められた。また、街頭募金の支援先に国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)、国連世界食糧計画(国連WFP)が加えられた。
RKINAオンラインセンター開設から1年 一般社会に本会の教えを発信 本会初のウェブサイト上の拠点として活動
北米国際伝道センター(RKINA)のオンラインセンターが、立正佼成会で初めてウェブサイト上の拠点として認可されてから1年が経った。建物としての道場を持たず、あらゆる活動をネットワーク回線を使って行い、一般社会に広く本会の教えに触れる機会を提供している。気軽に法座や研修などの活動に参加できることから、会員数は100人に上り、広がりを見せている。
おうちでハンドメイド 心のこもった“贈り物”を(動画あり)
新型コロナウイルス感染症が流行して3年が経った今も、マスクの着用やソーシャルディスタンスの確保など対面でのコミュニケーションが制限され続けています。サンガ(教えの仲間)の喜びや悲しみを一緒に感じたい、離れて暮らす家族に感謝を伝えたい――。たとえ直接会えなくても、多くの人が、相手の心に寄り添い、絆を深めたいと願っているのではないでしょうか。そこで今回、大切な人に思いを伝える“お手伝い”ツールとして、100円ショップなどで購入できる材料を使って作るハーバリウム、スノードーム、ブックカバー(B6判、法華三部経・訓読=大=用)の作り方を紹介します。家族や友人、サンガに心のこもった贈り物をしてみてはいかがでしょう。
本会一食平和基金 JENを通じた緊急支援活動から パキスタン、アフガニスタンの報告会
立正佼成会一食(いちじき)平和基金は今年、大雨による洪水被害に見舞われたパキスタンと、政変による情勢不安や地震の影響を受けるアフガニスタンに、認定NPO法人ジェン(JEN)を通じて緊急支援を行ってきた。JENでは、両国で深刻化する人道危機に対し、食料や現金の支給など救援活動を続けている。10月19日、支援の現状などを伝える報告会がオンラインで開催された。当日は、来日したJENの現地代表者2人と、木山啓子事務局長が支援状況や受益者の声、活動に込めた願いについて語り、青年ネットワークグループスタッフ、青年教務員ら約50人が参加した。内容を紹介する。
WCRP日本委 「ウクライナ難民人道支援ボランティア」に参加した会員たちの声
世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)日本委員会の「ウクライナ難民人道支援ボランティア」の派遣が7月15日から始まり、8月28日までに3隊(第1次隊=7月15日から31日、第2次隊=7月31日から8月14日、第3次隊=8月14日から28日)がウクライナ隣国のポーランドを訪れた。各隊は、避難民の子供を預かる託児所や、避難民を受け入れているフォコラーレ運動(カトリック在家運動体、本部・ローマ)の「マリアポリ・フィオーレ」を訪れ、風船や折り紙などを使ったワークショップ、草刈りやまき小屋の新築といった住環境を整える作業などを行い、避難民と交流した。第2次隊と第3次隊に参加した立正佼成会会員の声を紹介する。