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大人が学ぶ 子どもが自分も相手も大切にできる性教育(6) 文・一般社団法人ソウレッジ代表 鶴田七瀬

『幼い頃から性教育を』

性教育をスタートするのは、早ければ早い方がいいと思います。小学生になって生理が始まったら話そう、や、性行為を行うような年齢になったら話そうでは遅いのです。性教育は遅くとも5歳までに始めることを、ユネスコの国際セクシュアリティ教育ガイダンスでは推奨しています。

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内藤麻里子の文芸観察(46)

成田名璃子さんの『いつかみんなGを殺す』(角川春樹事務所)は、タイトルだけ見た時は本格ミステリーかと思ったが、さにあらず。いやはや豪快なスラップスティック(ドタバタ劇)だった。なにせ「G」とは、見たら誰しも悲鳴を上げてしまうあの昆虫「ゴキ……」のことなのだから。

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笑トレで元気に――健康と幸せを呼ぶ“心の筋トレ”(10) 文・日本笑いヨガ協会代表 高田佳子 (動画あり)

『本当はどうしたいのか』

時間というのは、過去から現在、さらに未来へ流れると考えるのが一般的です。これまでやってきたことの積み重ねの結果が、今であるという事実です。しかし、時間は未来から現在、過去に続くという見方もあります。それは、将来こうありたいという理想の姿に向かって、逆算的に行動していく考え方です。

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内藤麻里子の文芸観察(45)

誤解を恐れず言えば、読み終わった時、まさか小説でお芝居が観られるとはという、いささか妙な感慨にふけってしまった。それが永井紗耶子さんの『木挽町(こびきちょう)のあだ討ち』(新潮社)である。

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笑トレで元気に――健康と幸せを呼ぶ“心の筋トレ”(9) 文・日本笑いヨガ協会代表 高田佳子 (動画あり)

『良いこと探し』

前回お伝えしたように、高額な請求書がやってきたとしても、それを見て笑う、人にも見せながら笑う。気持ちが落ち込んだ時には、笑うなんてバカバカしいと思うものですが、気持ちや感情を無理に前向きに切り替えて笑う必要はありません。心はそのまま横に置き、呼吸に「ハハハハ」と声を足す動作をする。すると、脳は「笑っている」と認識し、「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンが分泌され、副交感神経が高まり、リラックスして気分が穏やかになるのです。

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大人が学ぶ 子どもが自分も相手も大切にできる性教育(5) 文・一般社団法人ソウレッジ代表 鶴田七瀬

『海外の事例』

私は「性の悩みを抱える人たちへの支援」「自分で人生を選択する力を育む教育環境の整備」などの事例を知るために、デンマーク、オランダ、フィンランド、イギリスなどの教育機関・医療機関・公共施設など30施設以上を訪問しました。

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笑トレで元気に――健康と幸せを呼ぶ“心の筋トレ”(8) 文・日本笑いヨガ協会代表 高田佳子 (動画あり)

負の感情は外に出す

楽しい時間はあっという間に過ぎてしまうけれど、遅刻した人を待っている間や退屈な話を聞かされた時は、時間が経つのが遅いと感じた経験は誰にでもあるのではないでしょうか。

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内藤麻里子の文芸観察(44)

砂原浩太朗さんの『藩邸差配役日日控』(文藝春秋)は、藩邸の「差配役」という、現代でいえば会社の“総務部”のような役職を創り出したことがお手柄の時代小説だ。連作短編で日々巻き起こる騒動をつづりながら、底に流れる陰謀を鮮やかに描き出す。

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大人が学ぶ 子どもが自分も相手も大切にできる性教育(4) 文・一般社団法人ソウレッジ代表 鶴田七瀬

『性教育のメリット(性犯罪の被害・加害・傍観者にならない)』

性教育は、被害者にならないためだけに必要だと思われていることがありますが、実際はそうではありません。加害者を生み出さないためにこそ必要なものです。

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内藤麻里子の文芸観察(43)

犯罪に手を染めたり、犯罪者として糾弾されたりする人々に何が起きていたのか。川上未映子さんの『黄色い家』(中央公論新社)は、なかなか見えてこない彼らの裏側にある一つの類型に切り込んだ。それは、家にいられない少女たちが模索する生きる道であった。

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