人生に深みもたらす介護体験
介護をする人や、される人の属性を、類型化あるいは数値化すると、介護の全容が分かったような気持ちになります。根拠のある介護の方法を得られるような気持ちにもなります。でも、それはとんでもない勘違いであることは、これまでの本連載でも明らかになっていますが、今回の岡田利伸さん(68)=仮名=の介護体験のケースでもそうでした。介護は常に具体であり、個別であり、そして、特殊な生活行為であることを教えられたのです。
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「体幹を鍛えることで当たり負けない体をつくる」をモットーに、佼成学園高校アメリカンフットボール部「ロータス」の全国大会3連覇に貢献したスポーツトレーナー加瀬剛氏。日頃は、接骨院の院長として、多く人のケアに当たっている。体の構造を知り、毎日をしなやかに過ごすにはどうすればいいか――体の専門家としてアドバイスする。(※ケアの方法を動画で紹介)
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クラリネット奏者の大浦綾子さんは、10年以上にわたり東京佼成ウインドオーケストラ(TKWO)のエキストラを務め、2001年に正式に団員として加わった。最終回では、大浦さんが演奏家として大事にしていること、吹奏楽に取り組む中高生に向けたメッセージなどについて伺った。
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家族みんなが幸せになれた
トラックの行き交う国道を離れると、やがて道は緩やかなカーブに差し掛かった。眼前には瀬戸内海の美しい景色が一面に広がる。
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東京藝術大学大学院在学中から、大浦綾子さんはフリーのクラリネット奏者として活動を始めた。コンクールなどに出場する一方、フレデリック・フェネル氏(TKWO桂冠指揮者)が常任指揮者を務める東京佼成ウインドオーケストラ(TKWO)に、継続的にエキストラとして参加するようになり、2001年に団員として正式に入団した。今回は、TKWOと演奏した時の第一印象、そして、フェネル氏との思い出について聞いた。
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二人の母へ少しでも恩返しを
ただならぬ物音に目を覚ました。夜中である。岡田利伸さん(68)は跳び起きると部屋を出た。洗面所へ通じる廊下の片隅に義母のチヨさん(当時85歳)が倒れているのを見つけた。
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支える仕組みと「気づき」の力
役目を終えた現在だからこそ、分かることもあるのでしょう。「人の輪に支えられて得た静穏な日々」にあるという徳田昌平さん(74)=仮名=の介護体験に学ぶ点は多く、在宅での認知症介護には、介護者を支える仕組みがどうしても必要だということです。
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日本トップレベルの吹奏楽団として知られる東京佼成ウインドオーケストラ(TKWO)。演奏会をはじめ、ラジオやテレビ出演など、多方面で活躍する。また長年、全日本吹奏楽コンクールの課題曲の参考演奏を行っていることから、特にコンクールを目指す中学生・高校生の憧れの存在でもある。本企画の20人目に登場するのは、クラリネット奏者の大浦綾子さん。今回は、吹奏楽との出合い、クラリネットを始めるきっかけなどについて聞いた。
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人の輪に支えられた日々
父・知則さんの面倒を最期まで看(み)よう、そう徳田昌平さん(74)は決意していた。ところが、一緒に父を介護していた妻の史子さん(71)が入院することになった。介護による心労のためである。やがて、昌平さん自身も自分の限界を知ることになる。
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脚光を浴びるようなソロではなく、根音(ルート音)を吹いて下支えすることに喜びを感じる佐藤敬一朗さん。一方で、目立つことになったとしても、自分から行動できる時があると話す。どんな時に普段とは違う自分になれるのか聞いた。
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