えっ、これも仏教語!?(49) 【がらんどう】伽藍堂

現代では、大きな建物や広い室内に何もない様子を「がらんどう」とか「ガランとしている」という言い方をします。これは、「伽藍(堂)」が語源です。

元々、僧が修行する広い場所を、梵語(サンスクリット語)で「サンガーラーマ」(サンガとアーラーマの複合語)と言います。「僧伽藍(摩)」と漢訳され、「伽藍」と略称されることが多くなりました。

サンガとは、仏の教えを信奉する仲間や共同体のこと。アーラーマとは、「楽しむ場所」「休む場所」という意味です。つまり、いつもは布教に出ている僧たちが雨季の間にとどまって修行した、その場所を指しました。やがて、篤信者の寄進により精舎(しょうじゃ)のような建物が建てられると、それを「サンガーラーマ」と呼ぶようになりました。「伽藍」とは仏道修行者が集って修行する場、寺院という意味ですが、その内部は広々としているため、冒頭のような意味に広がっていったのです。