【映画監督・大宮浩一さん】一通の手紙に心動かされ 夜間保育の現場を映画に

夜間保育園を利用する子供や親、保育の日常を追ったドキュメンタリー映画「夜間もやってる保育園」が1月20日から東京都内の劇場でアンコール上映されている。さまざまな事情を抱えながら懸命に生きる親子の様子や、子供が夜も安心して過ごせるよう奮闘する保育士たちの姿を通し、「夜間保育」の実情を伝える大宮浩一監督に、現代の子育てや家族の様態について聞いた。

続きを読む

現代を見つめて(21) 相手を思い、どう伝えるか 文・石井光太(作家)

相手を思い、どう伝えるか

二〇一七年の流行語大賞は「忖度(そんたく)」だった。人の気持ちを推し量る、という意味だ。

続きを読む

WCRP/RfP日本委 ノーベル平和賞を受賞したICANのフィン事務局長と懇談

世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)日本委員会は1月18日午前、昨年のノーベル平和賞を受賞した「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN)のベアトリス・フィン事務局長と都内のホテルで懇談した。同日本委核兵器禁止条約タスクフォース責任者の中村憲一郎氏(立正佼成会常務理事)をはじめ、同タスクフォースのメンバー3人と國富敬二同日本委事務局長が出席。ピースボート共同代表でICAN国際運営委員の川崎哲氏が同席した。

続きを読む

都心で積雪 薄化粧した大聖堂、一乗宝塔

1月22日、関東地方の広い範囲で雪が降り、午後1時過ぎ、東京都心でも積もり始めた。この大雪は発達した低気圧の影響。東京・杉並区にある立正佼成会本部も雪に覆われ、大聖堂、一乗宝塔は白く薄化粧した。

続きを読む

十日町市長が本会本部を訪問し、庭野会長と懇談

新潟・十日町市の関口芳史市長が1月20日午前、立正佼成会本部(東京・杉並区)を訪れ、法輪閣で庭野日鑛会長と懇談した。同市観光協会の青柳安彦会長、大津善彦事務局長、同市産業観光部の渡辺正範部長が同行。本会から、木下悦男十日町教会長が同席した。

続きを読む

TKWO――音楽とともにある人生♪ ホルン・木村淳さん Vol.2

小学6年生でホルンにひかれ、現在も新たな魅力を発見し続けている木村淳さん。プロ奏者になるまでの経緯をはじめ演奏に行き詰まった時に取った行動、演奏技術を向上させるための秘訣(ひけつ)を聞いた。

続きを読む

「寒中読誦修行」がスタート 厳冬期に一年の心構えをつくる

平成30年次の「寒中読誦(どくじゅ)修行」(寒修行)が1月20日、大聖堂(東京・杉並区)をはじめ全国の教会道場や地域道場などで始まった。

続きを読む

エッセー「いのちのつながり」 JT生命誌研究館・中村桂子館長

地球に生命が誕生して約40億年。多様な生物が、無数の結びつきの中で互いに支え合い、豊かないのちのハーモニーを奏で続けてきた。JT生命誌研究館館長の中村桂子さんは、生命の歴史と、人間を含む生物と自然との関係を長く研究し、「生命誌(Biohistory)」を提唱している。それぞれの生きものがもつ歴史性と多様な関係を示す中村さん考案の図と、「いのちのつながり」に関するエッセーを紹介する。一年の始まりに、自らにつながるいのちの神秘を考えてみては……。

続きを読む

夕暮れのシャンデリア

夕暮れの光の中でほのかに輝く「しぶき氷」のシャンデリア。自然の不思議を思い、そして、人間の非力さと傲慢(ごうまん)さがつくづくと身に染みる。「俺が撮った写真だ」と有頂天になる前に、出会いと、撮らせてもらえる有り難さを思うと謙虚な気持ちにならざるを得ない。

「時代」の声を伝えて――文学がとらえた80年(1) 文・黒古一夫(文芸評論家)

文学(者)の役割と「時代・状況」との関わり

「『時代』の声を伝えて」という連載は、「1938(昭和13)年~1950(昭和25)年」以降、約10年ごとの戦後の時間を対象に、文字通り「時代の声」を代弁する企画である。つまり「時代を刻印する」文学作品の歴史的・芸術的意味を考察するという試みでもある。果たして「文学」はこの80年間どのような「声」を上げ続けてきたのか、読者の皆さまとご一緒に考えていけたら、と思っている。

続きを読む