TKWO――音楽とともにある人生♪ ホルン・木村淳さん Vol.2

小学6年生でホルンにひかれ、現在も新たな魅力を発見し続けている木村淳さん。プロ奏者になるまでの経緯をはじめ演奏に行き詰まった時に取った行動、演奏技術を向上させるための秘訣(ひけつ)を聞いた。

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夕暮れのシャンデリア

夕暮れの光の中でほのかに輝く「しぶき氷」のシャンデリア。自然の不思議を思い、そして、人間の非力さと傲慢(ごうまん)さがつくづくと身に染みる。「俺が撮った写真だ」と有頂天になる前に、出会いと、撮らせてもらえる有り難さを思うと謙虚な気持ちにならざるを得ない。

「時代」の声を伝えて――文学がとらえた80年(1) 文・黒古一夫(文芸評論家)

文学(者)の役割と「時代・状況」との関わり

「『時代』の声を伝えて」という連載は、「1938(昭和13)年~1950(昭和25)年」以降、約10年ごとの戦後の時間を対象に、文字通り「時代の声」を代弁する企画である。つまり「時代を刻印する」文学作品の歴史的・芸術的意味を考察するという試みでもある。果たして「文学」はこの80年間どのような「声」を上げ続けてきたのか、読者の皆さまとご一緒に考えていけたら、と思っている。

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冬の贈り物

雪のくぼみの座布団に、ツルアジサイがちょこんと座っていた。夏に花をつけたツルアジサイが、冬の純白の世界の中で残り香のような淡い色を残して、どことなく暖かい風景をつくっている。自然の不思議に心和むひととき。

美しい光との邂逅

美しい光との邂逅(かいこう)に心がときめく。太陽が昇る直前、柔らかい光が地上を覆い、私は生かされていることの有り難さをしみじみと感じる。連綿と受け継がれてきた自然の営み。どれくらいの人が感動し、涙してきたことだろう……。私は静かに頭(こうべ)を垂れてみる。