寄稿(連載)

おもかげを探して どんど晴れ(15) 文・画 笹原留似子(おもかげ復元師)

東日本大震災を振り返って(1)――震災発生から数日

ここ数年は毎年、全国各地で災害が発生しています。

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心の悠遠――現代社会と瞑想(2) 写真・文 松原正樹(臨済宗妙心寺派佛母寺住職)

純粋な人間性が、心の奥底に

米・コーネル大学でアジア研究学の修士号、ならびに宗教学の博士号を取得後、私は、カリフォルニア大学バークレー校仏教学研究所やスタンフォード大学HO仏教学研究所、セント・メリーズ・カレッジで教壇に立ちながら、定期的にこれらの大学やシリコンバレーのGoogle本社、ヴァージン・アメリカ本社で「禅マインドフルネス」と名付けて坐禅会や茶道体験セミナーを開いてきた。

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利害を超えて現代と向き合う――宗教の役割(26) 文・小林正弥(千葉大学大学院教授)

「令和」という新年号

「令和」という新年号が発表された。「昭和」に続いて「和」が用いられた。「平成」の「平」と合わせると、「平和」となる。「昭和」時代には世界大戦が起こったし、第24回で述べたように、「平成」の時代は「平和に成る」という願いとは逆に混乱や紛争が世界で起こってしまった。「令和」の時代には、今度こそ平和が実現してほしいものだ。

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現代を見つめて(36) 「縁」は志によって 文・石井光太(作家)

「縁」は志によって

四月になると、あちらこちらで初々しい新入生の姿を目にする。

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心の悠遠――現代社会と瞑想(1) 写真・文 松原正樹(臨済宗妙心寺派佛母寺住職)

アメリカの宗教学に魅せられ渡米

2017年12月11日(月)早朝、米・ニューヨーク市マンハッタンの主要バスターミナル、ポートオーソリティー付近のタイムズスクエアにつながる地下通路で爆発があった。体に手製のパイプ爆弾を巻き付けていた容疑者の男は拘束されたが、容疑者のほかに少なくとも3人が負傷したと伝えられている。ポートオーソリティーは世界で最も利用者の多いバスターミナルで、一日約22万人もの利用者があるマンハッタンの交通の要の一つである。

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おもかげを探して どんど晴れ(14) 文・画 笹原留似子(おもかげ復元師)

あれから8年

今年の3月11日で、東日本大震災の発生から8年を迎えました。3月に入り、暖かい日が続いていましたが、この日だけは暴風雪でした。「あの日と同じ天気だな」と、感じていました。

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それでいいんだよ わたしも、あなたも(12)最終回 文・小倉広(経営コンサルタント)

本当に変わりたければ、変わるな

僕が勉強を続けているゲシュタルト療法の創始者、精神科医のフレデリック・パールズは次のような言葉を遺(のこ)しています。

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現代を見つめて(35) 人間が人間を測る危うさ 文・石井光太(作家)

人間が人間を測る危うさ

中国では、IT企業が国民一人ひとりを格付けする取り組みがはじまっているという。健康、収入、社会的立場などから点数付けするのだ。その評価によって、不動産が安く買えたり、優先的に病院での診察が受けられるようになったりするらしい。

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利害を超えて現代と向き合う――宗教の役割(25) 文・小林正弥(千葉大学大学院教授)

世紀転換期としての平成

前回(第24回)に書いたように、平成という時代は、「平和に成る」という願いが込められた年号であったにもかかわらず、実際には紛争や戦争が起こり、混迷の時代となって終わりつつある。それはなぜだろうか。

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おもかげを探して どんど晴れ(13) 文・画 笹原留似子(おもかげ復元師)

「いのちの授業」後編

だから今日を後悔しないように生きるためには、その日のうちに、大切な人に「ありがとう」と伝えておくこと。これがとても大切です。そして、ハグし合う。それが思春期で恥ずかしいのであればハイタッチでも良いですよ。

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