現代を見つめて

現代を見つめて(82)最終回 変わらないものがある 文・石井光太(作家)

変わらないものがある

新型コロナウイルスの感染拡大から三年目にして、国はマスク着用ルールの緩和などを決めた。これから徐々にコロナ禍後のライフスタイルが形成されていくことになる。

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現代を見つめて(81) 「できること」って何だろう… 文・石井光太(作家)

「できること」って何だろう…

二月六日、トルコとシリアで起きた大地震の死者が5万人以上になった(二十六日現在)。

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現代を見つめて(80) 「唯一無二の存在」の尊さ 文・石井光太(作家)

「唯一無二の存在」の尊さ

――二一六万。

この数が何だかわかるだろうか。日本国内で大麻や覚醒剤など違法薬物を使用した経験のある人の推計だ。愛知県名古屋市の人口とほぼ同じである。

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現代を見つめて(79) 合理性と感情 文・石井光太(作家)

合理性と感情

先月、二〇二二年の出生数が七十七万人前後となると推計された。前年と比べても五.一%減であり、日本の出生率は超低空飛行を続けていると言わざるをえない。

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現代を見つめて(78) 子供たちと向き合って 文・石井光太(作家)

子供たちと向き合って

文部科学省の発表によれば、国公立の小中学校の不登校(三十日以上欠席)の生徒数が二十四万人を突破したそうだ。少子化にもかかわらず九年連続で増加しており、前年度比で二十四.九%増となっている。病欠、別室登校、フリースクール登校の生徒を含めれば、事態はより深刻だ。

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現代を見つめて(77) 旅が教えてくれるもの 文・石井光太(作家)

旅が教えてくれるもの

国が観光需要を喚起させるために行う「全国旅行支援」がスタートし、久々に旅行熱が高まり出している。対象となるのは、主に娯楽としての国内旅行であり、コロナ禍によって長らく停滞した観光産業を活性化させるのが目的だ。

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現代を見つめて(76) 「愛国心」という言葉 文・石井光太(作家)

「愛国心」という言葉

安倍晋三元首相の「国葬」に対する疑問の声が巻き起こっている。岸田文雄首相は、火消しをするように国会でこう述べた。

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現代を見つめて(75) 情報へのアプローチ 文・石井光太(作家)

情報へのアプローチ

いつの頃からか、メディアがウクライナ難民を報じる機会が大幅に減った。半年前には連日にわたってその姿が映し出されてきたのに、最近はウクライナのニュースすら流れない日もある。

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現代を見つめて(74) 救済型から活躍型へ 文・石井光太(作家)

救済型から活躍型へ

秋田県の藤里町は、「大人のひきこもりゼロ」で知られる町だ。現在の人口は三千人に満たないが、少し前まで大人のひきこもりが百人を超していた。それを藤里町社会福祉協議会が数年で、実質ゼロへと改善させたのである。

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現代を見つめて(73) 豊かさとは何か? 文・石井光太(作家)

豊かさとは何か?

――バナナの値上げを受け入れてほしい。

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