一大事とは、今日只今の心なり
令和元年9月29日、立正佼成会川崎教会の発足60周年記念式典に参列させて頂き、『一大事とは、今日只(ただ)今の心なり』というテーマで話をさせて頂いた。
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二重の明るいニュース
先月、この連載で、私たちは二重の危機にあると記した(第39回)。新型コロナウイルス問題による生命の危機と、検察庁法改正による「法の支配」の危機だ。その直後の5月25日に緊急事態宣言が解除され、これに先立つ同20日に政府は検察庁法改正を断念した。どちらも、久しぶりの明るいニュースだ。でも、安堵(あんど)はできない。私たちはここで何を考えて、どう行動すべきだろうか。
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出会いの尊さ
「客人を迎えるとは何か」。別に問答でもなんでもない。端的に言えば、自分は相手と出会い、相手は自分と出会うということだ。特に後者の意識が往々にして欠けていることがある。いずれにしても、この相互交流をより有意義にするため、出会いの尊さを自覚するとともに、人と人が向き合って「間(ま)」ができて「人間」となる訳で、その「間」の智慧(ちえ)を知るべきだと考える。
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応援
「年末に店をオープンしてようやく軌道に乗ったと思ったら、いきなり新型コロナウイルスの流行で閉店の危機に陥りました。なんとか家賃の一部でも稼ごうとしてテイクアウトをはじめたところ、驚いたことにたくさんの人が“応援”と称して買いに来てくれました。一人暮らしの人まで、『騒動が収まるまで支えるから』って言って、食べきれないほど買ってくれたんです」
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「祈り」とは
新型コロナウイルスの感染が広がる中で、冒頭まずもって、一刻も早い世相の安寧と、困難に直面している方々のご快復を皆様と共に祈らせて頂きたい。
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緊急事態の延長をもたらしたもの
緊急事態宣言が5月末まで延長された。隣国の韓国などでは収束して経済活動を再開しつつあるのに、日本では死者が増え続けているのは、他の先進諸国と違って、政府がPCR検査を本気で増やそうとしなかった結果でもある。
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ニューヨークでの坐禅会イベント
昨年8月17日と18日の2日間、米・ニューヨーク市のマンハッタンで坐禅会イベントを開催した。初日の開催場所はニューヨーク禅堂正法寺(33名参加)。ここは、ニューヨーク州北部の町キャッツキルにある大菩薩禅堂の姉妹道場である。
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緊急事態宣言とオリンピック延期
4月7日、7都府県に新型コロナウイルス感染症について緊急事態宣言が発令された。戦後、未曾有の事態である。日本政府は3月に小中高校を休校にしたが、感染の拡大を阻止できなかった。
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冷静に受けとめる
四月七日、新型コロナウイルスの拡大に伴って、政府は緊急事態宣言を出した。これによって指定された地域では、知事が住民に外出の自粛を要請できることになった。
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吉岡秀人先生の話
「父と子と聖霊のみ名によってアーメン」。親に言われるがままカトリックのノートルダム学院小学校に入学し、給食の際に同級生と一緒に祈りを捧げていたことを、今は懐かしく思い出す。恥ずかしながら、生まれ育った自身の環境に抵抗感が強く、思えば自分の寺ではなく、この小学校での給食が、祈りの習慣の原点であったと感じる。
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