寄稿(連載)

おもかげを探して どんど晴れ(19) 文・画 笹原留似子(おもかげ復元師)

いのちの授業を受けた子どもたち(2)

前回に続き、いのちの授業を通した子どもたちの反応を紹介します。

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『現代を見つめて』(40) いま一度「助け合う」精神を 文・石井光太(作家)

いま一度「助け合う」精神を

――夫婦で老後資金が二千万円必要になる。

先日、そんな金融庁の報告書の言葉に、国民の多くが動揺した。政治家たちは慌てて火消しを図ったが、現実はそこまでちがわないだろう。

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『利害を超えて現代と向き合う――宗教の役割』(30) 文・小林正弥(千葉大学大学院教授)

選挙結果をどう見るか

皆さんは先月の参院選にどのような関わり方をされただろうか。投票率は5割を切り、民主主義の空洞化や危機が報じられている。与党が改選議席の過半数を獲得して“勝利した”と報じられ、安倍首相は国民の信任を得たとして、自身が争点にしようとしていた改憲のための議論を呼び掛けた。

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『心の悠遠――現代社会と瞑想』(5) 写真・文 松原正樹(臨済宗妙心寺派佛母寺住職)

日々を大事に、今この時を生きる

2019年1月6日、新年の第一日曜日である。米・ニューヨーク市のマンハッタン中心部にある精進料理の名店「嘉日 Kajitsu」で新年の坐禅会が開かれた。京都の名店、老舗京生麩専門店「麩嘉」を母体とする嘉日さんは、その本格的なしつらえと、何よりも上質な精進会席で多くのニューヨーカーの心をとりこにしてきた。

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おもかげを探して どんど晴れ(18) 文・画 笹原留似子(おもかげ復元師)

いのちの授業を受けた子どもたち(1)

私は現役の復元納棺師です。事故や災害、遺体の発見が遅れたことによる腐敗などで、生前のおもかげをなくされた方を元に戻してご家族にお返しし、もう一度出会い直して頂くお手伝いをしています。「おもかげ復元師」とも呼ばれています。

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『現代を見つめて』(39) 誇りが持てる社会 文・石井光太(作家)

誇りが持てる社会

社会には様々な職業があるが、過酷な労働環境に置かれている人たちは少なくない。仕事の性質上、どうしてもトラブルに見舞われやすいものもある。

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おもかげを探して どんど晴れ(17) 文・画 笹原留似子(おもかげ復元師)

東日本大震災を振り返って(3)――震災から半年~1年

2回にわたって、東日本大震災発生から数カ月の期間で被災地で必要だった物や、私が出会った人たちについて紹介しました。今回は、震災発生後半年から1年ぐらいについて記します。それぞれの時期の特徴や、被災者に求められた物のことを伝えておくことが大切だとの思いが強くあります。

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『利害を超えて現代と向き合う――宗教の役割』(29) 文・小林正弥(千葉大学大学院教授)

選挙における宗教的・哲学的視座(1) 政治的倫理と道義

前回の寄稿を執筆した後も、日本外交の不調が続いている。安倍首相のイラン訪問は、アメリカとの仲裁ができずに両国の戦争の危険が高まった。日本でG20が開催されていた頃にアメリカのトランプ大統領は日米安保が不公平だと述べ、その直後には日本が知らないうちに、歴史的な米朝会談が決まって実現した。

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『心の悠遠――現代社会と瞑想』(4) 写真・文 松原正樹(臨済宗妙心寺派佛母寺住職)

法華経と白隠の「生きた遺産」

日本臨済宗中興の祖として知られる白隠慧鶴禅師(1686-1769)は、一昨年、250年遠忌を迎えた。今日、日本に伝わる「臨済禅」の法系は全て白隠下になるから、現在の「臨済禅」は文字通り「白隠禅」と言ってよい。その白隠が42歳のある晩、法華経の「譬諭(ひゆ)品」にまで読み進んだ時、ちょうど、コオロギの鳴く声を聞いて、豁然(かつぜん)として、最終的に大悟したといわれる。その声を聞いて白隠は初めて法華経の深意を悟ったという。そのことを『白隠禅師年譜』は次のように記している。

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『現代を見つめて』(38) 医療からの孤立 文・石井光太(作家)

医療からの孤立

川崎市の登戸駅の近くで、私立カリタス小学校の児童をはじめ二十人が男性に包丁で刺されて死傷する事件が起きた。男性は長らく社会と接点を持っておらず、孤立する中で複雑な問題を抱えて凶行に及んだのだろう。

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