食から見た現代
食から見た現代(19) 冷えたままのコンビニ弁当 文・石井光太(作家)
神奈川県川崎市の京浜工業地帯の一角に、コンクリートでできた三階建ての重厚な建物がある。一見すると低層階のオフィスビルのようだ。
食から見た現代(18) 食べるのが苦手な子どもたち〈後編〉 文・石井光太(作家)
前編につづいて、子どもの少食、偏食、小児摂食障害について、NPO法人「はぐもぐ」の代表・小浦ゆきえ氏(48歳)と共に考えていきたい。
食から見た現代(17) 食べるのが苦手な子どもたち〈前編〉 文・石井光太(作家)
「食べるのが苦手な子どもが増えました。食べることに関心を示さなかったり、嫌がったりする子がとても多いのです」
食から見た現代(14) “安心・安全”な食の時間〈前編〉 文・石井光太(作家)
神奈川県相模原市の閑静な住宅街にある児童養護施設「中心子どもの家」(https://kodomo.chusinkai.net/)に、調理スタッフたちが出勤するのは早朝の5時過ぎだ。寝静まっている暗い廊下を通って奥の調理室へ行き、前日に仕込んでおいた食材を手分けして調理していく。
食から見た現代(12) 夜のフードパントリー〈前編〉 文・石井光太(作家)
2024年8月の灼熱(しゃくねつ)の陽の下、埼玉県の東川口駅からほど近い築120年の古民家「もっこう館」には、20~30代の女性たちが続々と集まっていた。ある女性は幼い子どもの手をつなぎ、ある女性は溢(あふ)れる汗をハンカチで拭いながら建物の中に吸い込まれていく。
食から見た現代(11) 付き添いベッドで食べるディナー〈後編〉 文・石井光太(作家)
銀座の歌舞伎座の近くにオフィスを構える認定NPO法人「キープ・ママ・スマイリング」。前回は、ここが行っている子どもの入院に付き添う親へ送る「付き添い生活応援パック」の取り組みを見てきたが、今回はもう一つの中心的なプロジェクトである「ミールdeスマイリング」について紹介したい。