食から見た現代
食から見た現代(11) 付き添いベッドで食べるディナー〈後編〉 文・石井光太(作家)
銀座の歌舞伎座の近くにオフィスを構える認定NPO法人「キープ・ママ・スマイリング」。前回は、ここが行っている子どもの入院に付き添う親へ送る「付き添い生活応援パック」の取り組みを見てきたが、今回はもう一つの中心的なプロジェクトである「ミールdeスマイリング」について紹介したい。
食から見た現代(10) 付き添いベッドで食べるディナー〈前編〉 文・石井光太(作家)
東京の歌舞伎座の周辺は、昔から銀座の観光地の一つとして知られたところだ。東銀座駅の改札口を出てすぐのスペースにはお土産店が所狭しと並んでおり、国内外の観光客で溢(あふ)れ返っている。
食から見た現代(9) 祖国の手の味(ソンマッ) 文・石井光太(作家)
千葉県の京成電鉄検見川駅から徒歩10分ほどの住宅街に、千葉朝鮮初中級学校がある。関東の朝鮮学校の中で、唯一給食を提供している学校だ。
食から見た現代(7) モヤシと白米 文・石井光太(作家)
埼玉県本庄市に、ベトナム仏教寺院「大恩寺」がある。この寺の住職がティック・タム・チー(46歳)という尼僧だ。国内のベトナム人支援で知られた人である。
食から見た現代(6) とろとろのスナック〈後編〉 文・石井光太(作家)
スナック都ろ美は、〈前編〉で述べたように嚥下(えんげ)障害の子どもの介護食の発案や普及に力を入れている。これと同時に行っているのが、親たちが日常の苦しみから解放されるためのコミュニティーづくりだ。
食から見た現代(4) 「おかわり」と言えない高校生〈後編〉 文・石井光太(作家)
校舎の一階の奥にある食堂からは、午後5時を過ぎると胃袋をくすぐるような食事の匂いが漂ってくる。毎晩3名の調理師が広いキッチンに立ち、「完全自校式(校内ですべて調理する)」で給食を作っているのだ。
食から見た現代(3) 「おかわり」と言えない高校生〈前編〉 文・石井光太(作家)
埼玉県にある創設58年を迎えた定時制高校の給食は、あたりが暗くなった午後6時5分からはじまる。1時間目(午後5時20分~)と2時間目(午後6時35分~)の間の30分の中休みが給食の時間だ。
食から見た現代(2) ココナッツとDV〈後編〉 文・石井光太(作家)
DV被害に遭った外国人女性たちは、在留資格や離婚や親権といった法律的な問題と同時に、精神的なダメージを負っていることが少なくない。そうしたハンディをいかに乗り越えていくのか。