唯仏与仏(33) 立正佼成会 庭野日敬開祖法話
おだやかな気持ちでいると、相手の言葉を善意に解釈できます。善意で接すれば、相手も善意を表に出してくれますから、「和」が広がっていきます。職場や社会で進歩向上していくためには、「自分のできるだけのことをさせてもらおう」と、人さまに親切を尽くしていくことが出発点です。そうするなかで、自然に人さまのあたたかな気持ちをいただけるのです。
男たちの介護――(9) 小谷正臣さんの体験を読んで 津止正敏・立命館大学教授
ケアとは、人をいとおしむ心 “care”が紡ぐコミュニティー
夫婦で共に手をとり合い、障害のある娘さんを支えながらも「穏やかな」暮らしにあった家族団欒(だんらん)が、奥さまの脳内出血という異変によってきしんでいく。さらには娘さんも子宮体がんに侵され、懸命の看護の末、46歳の生涯を終える――小谷正臣さん(77)=仮名=の壮絶な介護生活を綴(つづ)ったのが今回の『男たちの介護(7、8回)』でした。夫婦は「異体同心」、つらくとも前を向いて生き抜こうという小谷さんから教えられたことを記し、私のコメントに代えたいと思います。
新・仏典物語――釈尊の弟子たち(21)
釈尊の子
拳。左顔面に飛んできました。かわせない。二発目。右頰に衝撃を受けました。顔はゆがみ、鼻血が飛び散りました。ひと呼吸おいて、三撃目が襲ってきました。腹。息が詰まり屈み込んだ瞬間、首筋に蹴りを入れられました。ラーフラ(羅睺羅=らごら)の身体は地面にたたきつけられました。「ケッ、意気地のねぇ奴だ」。若者は唾を吐き捨て、仲間を連れて去って行きました。
菅野日蓮宗管長が本会を訪れ、庭野会長と懇談
日蓮宗管長で同宗大本山池上本門寺(東京・大田区)貫首の菅野日彰師が2月17日、立正佼成会の法輪閣(東京・杉並区)で庭野日鑛会長と懇談した。菅野師は、同日に大聖堂で行われた東京西支教区の教会発足60周年記念式典で祝辞を述べるため、本会を訪れていた。川端健之理事長らが同席した。
開祖記念館企画展示 「お釈迦さまを支えた在家信者たち」
開祖記念館企画展示「お釈迦さまを支えた在家信者たち」(主催・中央学術研究所開祖顕彰資料室)が3月4日から12月15日まで、立正佼成会本部(東京・杉並区)の法輪閣特別展示室で開催される。
『頂き』をテーマに 東京佼成ウインド第142回定演
東京佼成ウインドオーケストラ(TKWO)による「第142回定期演奏会」が2月16日、東京芸術劇場(東京・豊島区)で開催された。大阪フィルハーモニー交響楽団の桂冠指揮者で、ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー名誉指揮者の大植英次氏が指揮を務めた。
佼成学園高アメフット部の4選手が本場で“武者修行”
昨年末、全国一に輝いた佼成学園高校アメリカンフットボール部3年の4選手が全国高校選抜の一員として、米国テキサス州アーリントンで行われた「インターナショナルボウル2019」に1月13日から20日まで派遣された。オフェンスライン(OL)の石井潤選手、ランニングバック(RB)の森川竜偉選手、ディフェンスバック(DB)の野村馨選手、ディフェンスライン(DL)の和田音選手の4選手が、本場でのトレーニングと米国代表との試合を経験した。
【基督教独立学園高校前校長・安積力也さん】次世代のために、今、大人たちがやるべきこと
今年4月には「平成」が幕を閉じ、新たな時代へと突入する。2045年には人工知能(AI)が人間の知能を超えるといわれている。未来を生きる若者たちに、今、必要なこととは何か。キリスト教の精神に根差し、40年以上にわたって教育現場に立ち続けた基督教独立学園高校前校長の安積力也さんに、現代を生きる若者の苦悩や、これからの時代を生き抜くために必要なことを聞いた。
釈尊の遺徳偲び「涅槃会」
釈尊の生涯を振り返り、入滅時に説かれた「自灯明・法灯明」の意義をかみしめるとともに、布教伝道の実践を誓う「涅槃会(ねはんえ)」が2月15日、立正佼成会の大聖堂(東京・杉並区)をはじめ全国の各教会で行われた。大聖堂には、会員約1400人が参集した。