『頂き』をテーマに 東京佼成ウインド第142回定演

東京佼成ウインドオーケストラ(TKWO)による「第142回定期演奏会」が2月16日、東京芸術劇場(東京・豊島区)で開催された。大阪フィルハーモニー交響楽団の桂冠指揮者で、ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー名誉指揮者の大植英次氏が指揮を務めた。

当日は、クラシック音楽の編曲作品である「楽劇『ニュルンベルグのマイスタージンガー』第1幕の前奏曲」(R・ワーグナー作曲)と「アルプス交響曲」(R・シュトラウス作曲)、吹奏楽オリジナル作品である「パンチネロ」(A・リード作曲)の3曲を披露した。

中でも、「アルプス交響曲」は、登山の始まりから下山までをイメージし、アルプスの自然と登山者の心象を表した作品だ。約50分にわたる演奏では、ステージとは別に、舞台裏で小規模のアンサンブルを奏でる「バンダ」の演出が取り入れられたほか、風の音を表現する珍しい楽器「ウインドマシン」が用いられるなど、豊かな音色で約1000人の聴衆を魅了。観客席からは惜しみない拍手が送られた。